しゅみは人間の分析です

いらんことばかり考えます

週報 2024/05/19 心身を納得させる

5/11(土)

朝から調子悪し。朝食をパン、昼をマクドの買い食いにしてしまう。
一発逆転を狙って散歩、鳩観察、お灸、昼寝をしてみたがどれも効かない。少しずつ良くなる感じはしたが決定的な何かが足りなくて頭が文章モードにならなかった。原稿がやばいわよ。

困ったら鳩をみにいく

結局決め手は調理だった。夕方に冷蔵庫の余り物処分としてインドカレーを作りながら台所を動き回っていたら、いつの間にか頭が動くようになっていた。私の体調不良には料理が薬になるらしい。

🍖🍖🍖

このカレーだが、試しにヨーグルトを多めに入れてみた。賞味期限がやばかったので。
本来はスプーン一杯程度のところを三杯か四杯。レシピ逸脱もいいところである。

バターもチキンも入れてないバターチキンカレー

すると、できあがったカレーはバターチキンカレーであった。バターなんか入れてないしチキンではなくポーク。なのにバターチキンカレーとしか言いようのない味がする。バターチキンカレーの風味は乳脂肪であり、ヨーグルト由来でも良いらしい。
もしかすると、インネパ系のカレーも高価なバターを使わずにヨーグルトで水増ししているかもしれない。本当にそれっぽい味になって客にバレないならそれでもいいかも。

5/12(日)

関西コミティアの日。いつもより少しだけ早起きしてインテックス大阪へ向かった。夜更かししてしまったので移動中はほぼ睡眠。大阪南港に着くころにはちょっと元気になっていた。

肝腎のコミティアはやや不調、というかなんか人が少なかった。いつも混む知り合いのサークルも昼頃には暇そうだったので、全体的に参加者が少なかったようである。コミティアには波みたいなものがあって真冬と秋の回が盛りあがっている。
たしかにGW直後の土日に南港まで出てくる人はそう多くないだろう。連休ってむしろ疲れるところもあるのだ。

🍋🍋🍋

帰りに阪急梅田地下街の欧風カレー屋へ寄ったところ、レトルトカレーか?となるような味でびっくりした。そういえば異様に安い値段だった。妻氏は「レトルトカレーよりまずい!」と言って怒っていた。

5/13(月)

ややわる睡眠で出社。午前は大雨だった。
今日はなぜか体調不良の人が多かった。お腹が壊れる人多数、謎の不調で休む人数名。昨日のコミティアで疲れた顔をした人が多い気がしたのも勘違いではなかったようである。私は終始ぼーっとしており、ハムサンドと間違えてエビカツサンド(きらい)を買ったり、存在しない会議に参加して「人が来ないなあ」とつぶやいたりしていた。

💊💊💊

発達障害検査を受けてみました」という記事から、ゆる言語学ラジオの『ビジュアルシンカーの脳』の回があるのを知った。半年くらい前におもしろく読んだ本である。気になって2時間以上の動画を観た。おもしろかった。

www.youtube.com

言語学と題したYouTubeチャンネルなので喋ってる二人とも言語思考者である。絵は描けないし言語化ヤクザ、言語化マッチョである。そういう前提があり『ビジュアルシンカーの脳』を読んだ水野氏が「言語思考者がいい思いをしているのは社会がたまたまそうなっているからなのだ」と言って堀元氏を改心させる回だった。説得は成功した。

 

彼らは「言語化によって意識からこぼれ落ちるものをできるだけ減らしたい」というモチベーションで作家活動、言語学研究をしているそうだ。この点は同じ言語思考者であっても私とは違う立場だ。私は「言語は当然万能ではないが、意識内の情報としてこぼれ落ちているものはない。私の意識にあるものはすべて言語化可能である」というスタンス。であるからビジュアルシンカーにとっての「言語はイメージに比べて情報が落ちる」という話も理解できていない。そうであるらしい、ということを知っている程度。

 

「もし仮に「言語化力」ではなく「イメージ化力」が重視される社会で「絵で表現できない人は能力が低い」と言われたら我々(言語思考者)は困るでしょう?」という思考実験がおもしろかった。イラスト表現のスキルで社会階層が決まる世界では私は最底辺である。その社会に生きる私は「イメージ化力を磨くためには」みたいな新書を買って読んでいるだろう。

5/14(火)

酒を飲んで寝たら睡眠が破滅。今日もぼーっとした一日だった。デバッグに奮闘した結果、一行の変更ですべてが片づくのに気づいてしまう。がっくし。

🐻🐻🐻

同僚と人生っぽい雑談をしたときのこと。「もしその選択をするとしたら、感情はついていくが理性としては納得しかねるので、モヤモヤし続けるだろう」というような話を聞いた。

「感情と理性が同じ方向を向いていないとずっと悩み続ける」らしい。たしかにありそう。
感情的納得をしてるだけでも、理性的納得をしているだけでもダメ。両者が揃ってないとメンタルに悪い。
両者の乖離を修復するのが昨今流行りの「言語化」であろうか。たしかにそういう側面もあるが「言語化」は感情的納得よりも理性的納得を促進するための道具である。「言っていることはわかるけどなんか気に食わない!」を解決することはできない。感情的には納得してるが説明が足りないケースで言語化が役に立つのであり、逆に思弁的にしか理解していないケースでは言語化では足りないだろう。

じゃあどうやって感情的(身体的)に納得するのか。体験するしかないのだろう。同じ体験をしてみたら「アッそうなのか」となることがよくある。

ただ、もっと根深い問題は同じ体験をしても同じクオリアを得られない場合で、例えば「日本酒飲み比べに来たのに友人と違って違いがぜんぜんわからん。つまんない」みたいなやつ。
「他者と異なる感覚を持っている」という事実に納得しておくのは人間関係一般において大事なことだけれども、「自分にない感覚が他人にはあること」「自分の感覚の特殊さ」への納得を深いものにするには骨の折れるコミュニケーションが必要かもしれない。

5/15(水)

モルモットアラートに起されまくって睡眠が浅いまま出勤。
コードレビューなどの労働をした。

定時後にApple StoreiPad Airの受け取りと古いiPadの下取り手続き。無事に満額の査定となった。やったね。
家に帰ったら設定をしまくる。一時的にラップトップを捨ててiPadだけで過ごしてみるための移住作業。もともとブラウザの中で生きてたので、よく使うブックマークを移植しサービスにログインしまくったら環境ができた。メモ帳はもともとアプリがある。

🦒🦒🦒

iPadというかiOSはてなブログを書こうとすると、画像のキャプションが問題になる。
公式アプリだとHEIFという画像形式をいい感じに変換してアップロードしてくれるのだが、その代わりにアプリの機能不足によってキャプションがつけられない。キャプションが!
かといってブラウザではてなブログを開き画像をアップロードすると「HEIFは対応しておらん」とか「10MB以上の画像を上げるな」と言って怒られる。こうしてキャプションをつけるのが困難になっていた。

リサイズ工程はなくてもいいかも

そこでこのようなショートカットを作った。画像をリサイズしつつjpgに保存してくれる君である。iOSではMacみたいな高度な変換はできないのかと思っていたが、ショートカットアプリにはすべてがあった。解決。

5/16(木)

モルモットの呼び声で睡眠不足。妻氏も日帰り出張とのことでそのまま起きざるをえなかった。発生した空き時間で家事をいろいろやってから出社。

夕方鍼へ。「なんかここ数日テンションが上がらないな」と思っていたら自律神経が乱れてるとのこと。そういえば昨日は立ちくらみもあった。たっぷり鍼を刺された。

🍮🍮🍮

なんかの本に「人は逆さにして振らないと、こんなにもものを言えないのか」と書かれていた。たしか全社員と面談をして云々の文脈。
「人は酒を飲まないと、こんなにもものを言えないのか」というバージョンもありそう。繊細で真面目で引っ込み思案な人なのに、やたらと酒を飲む人が世の中にはいて、彼らは酒を飲むと活き活きと喋り始める。素面だと面談を何度もやって逆さにして振らないといけないのだが、酒だとそれの代わりになるらしい。
エッセイスト、漫画家にもこのタイプが多かった気がする。

私は酒がほぼ飲めない代わりに素面で何でも言えるタイプである。
人が吐露するさまほどおもしろいものはないので、真面目な人に酒を飲ましてただ話を聴いていこうと思う。どんな人であれ深いところを喋ってくれるなら興味がある。

5/17(金)

寝るときに「寝るぞッ!!!」と意気込んで臨むとうまくいかない。そうじゃなくて「わたしはこれからただリラックスして呼吸を整えるのです」とやるとうまくいく。

そうやってスーンと寝て起き仕事をした。

🐰🐰🐰

昨日の鍼で「肩から首にかけてゴリゴリに凝っている。そのせいで自律神経が終わっている」ということがわかった。もう懲り懲りなので対策を考える。

業務では一日中ぱちょこんに向かっている。ずっとキーボードを打つのが仕事だ。だから自然と猫背になるし、背中は丸まる。職業病であり、鍼のせんせーもデスクワークはどうしようもない、という認識だった。

しかし手はあるのだ。分割キーボードである。
ソフトウェアエンジニア界隈では自作キーボードだとか分割キーボードが流行りである。数年前、物理的にマッチョな人たちが「鍛え上げた大胸筋のせいで腕が閉じられないから分割キーボードしか使えない」と言って紹介したあと、業界内で大流行した。ハマる人はハマるようで、自作キーボードを何個も所有したり、3Dプリンタを買ってカスタムしまくるような知り合いが何人もいる。

あんまりモノに興味がないので、自作までする気はないのだが、健康のために分割キーボードには手を出すことにする。実は分割キーボードは特殊な道具を用意する必要はなくて、一つの端末にキーボードを追加でつなぐだけで実現できる。

肩が開いて健康的かつ変なキーボードも買わなくてよい

こんなふうに。右手にiPadとかラップトップの内臓キーボード、左手に追加のキーボード。こうするだけで肩が開いた状態でタイピングができる。左利きであればトラックパッドのある端末を左側にすること。

これが意外とすぐに慣れる。タッチタイプができるのが前提だが、できるならば1時間もしたら自由にタイプできるようになっているだろう。ふつうの分割キーボードだと左右の境界のキー配置が問題になる。「右手でGまで押したいのだけど左手側にしかない」みたいな癖があるとき。二台あると、どちらのキーボードにも「G」はあるので障壁なく分割キーボードにできるのである。

 

非常に快適で肩も開いたまま文字が打てるようになった。また一歩健康に近づいた気がする。

週報 2024/05/12 京都食堂の謎メニューの魅力

5/4(土)

なんとなく朝マクドにする。モバイルオーダーをして手ぶらで店に向かった。何も持たずに歩くとフォームが綺麗になるのを思いだした。かばんもスマホも持たずに散歩をするのが理想。なかなかそういう機会はないのだけども。

マフィンを食べて朝のメニューは水気があることに気づいた。昼夜はコーラと飲むように作られているが、朝はまともらしい。水気のあるハンバーガーを食べたいときはモスなどにしなければならない。朝はマクドナルドでもいい。

食後コーヒーを煎れる。先日の「コーヒー装備が云々」の記事を思いだして円錐ドリッパーを使ってみたらたしかに味が変わった。ドリッパーの形状やペーパーの材質で味が変わるなんてコーヒーは困った趣味である。

🍵🍵🍵

今日も物置の片づけ。腰を痛めながらゴミを集めて袋に詰めた。
収納は衣装ケースがよい。抽斗でスタックできるやつ。現代の箪笥なのだな。
これまでバンカーズボックスという収納用の段ボール箱を使っていたのだが、縦に積むと引き出せないのでやめた。衣装ケースを買い足して、壁一面に積むようにする。

 

夜に妻氏の同僚と飲む。主に恋愛相談に乗っていたような気がする。「大学に生息する人間に興味がない変人を探すといいのでは」という結論が出た。

🍵🍵🍵

この席にいた三人(私を含む)とも、世間の標準から外れたがるのにどこか真面目なところがある。「ふつう」は嫌いなのに真面目さを捨てきれない。
端的に言ってしまうと「中途半端」さ。
食っていくために真面目であるとか、積みあげてきた実績を捨てられないとか事情はあるのだが、芯のところでは確固たる真面目さがあるのがおもしろかった。

5/5(日)

お昼に煮麺を作りつつ、だし汁に卵を落としてみた。月見である。
ところが卵を落として火をつけたままにしていたらアクがたくさん出てきた。先ほどまでアクは見当たらなかったのになぜ?
おそらくコンソメに卵白を入れるのと同じ効果がはたらいた。コンソメは挽肉と野菜をいれて煮立てて最後に卵白をいれてスープを綺麗にする。卵白にはタンパク質や脂質を吸着する効果があるのだ。

卵は火を止めてから入れること。あるいは器に入れて蓋をして半熟にすること。その意味がよくわかった。

🐜🐜🐜

貼るお灸というものがございまして、冷え性の人にはたいへん便利である。

www.sennenq.co.jp

原理としては貼るカイロと同じ。貼るカイロはでかくて重いが、お灸は小さいので貼っているのが気にならない。忘れてそのまま風呂に入ることもある。
おすすめの場所は大椎。首の付け根。私の場合は「冷えててなんかだるいな」というときに大椎にお灸を貼ると数時間はシャカシャカ動けるようになる。貼るお灸は冷え性人の電池である。

5/6(月)

連休最後の日。もうだめだ。
午前は低気圧でぐんにょり過ごす。長距離の散歩とランニングをしてきたのに体調は良くならず、帰ってきたら昼まで寝て過ごした。このごろ湿気だの低気圧だの気候が悪すぎる。

🐖🐖🐖

干すとカチカチになる

こないだのたけのこがメンマになった。我が家には三年くらい生きてる糠床があるのだ。糠漬けにしたあと洗って干したらできる。

🐖🐖🐖

キャベツなのに紫蘇みたいな味がする

ザワークラウトも三年か四年やっている。さいきんの私の研究によると緑キャベツはとにかくくさい。炒めだといいのだが、煮物、漬物にするとくささが気になる。だからそういう用途では紫キャベツを使うこと。
今日はだいたい400g仕込んだ。塩2%にディル、キャラウェイ、クミンなどを入れてぎゅうぎゅう汁を出す。前のロットの汁と白ワインビネガーを加えて安定させワインセラーで12℃放置。来週には食べごろになっているだろう。

🐖🐖🐖

ずっと私を悩ませる緊張性頭痛がまだ続いている。夕方からじわじわと頭が痛くなっていき、夜にピーク。はてこれなんだろう。
薄々気づきつつあるのだが、おそらくカフェインの離脱症状である。眼鏡とか部屋の光源、ディスプレイの明るさをいじってみたが変わらず頭が痛む。セミの鳴き声みたいな感じでじーわじーわと。周期性があって心臓の拍動と同期しているようだ。心臓のセミの鳴き声がこめかみで感じられる。
もう残りの手はカフェイン漸減しかない。コーヒーおいしいんだけどなあ。

5/7(火)

これから何十日か祝日はないんだってよ。困ったわねえ。
忙しく朝の支度をして在宅勤務を開始。いきなり出勤は身体がついていかれないのでゆるゆるスタート。
しかし午前は会議まみれ。午後もレビューやログ消化で時間が取られて気がついたら夕方。昨日まではまったりだったのにいきなり忙しくて落差でやんなっちゃう。

🐧🐧🐧

iPad Airを注文。日記とか週報はおもにiPad Proで書いていた。もう5年か6年前の製品でだいぶもっさりしていたので予定通りの散財である。
と、言い訳をするのだがさいきん出費が多くてちょっとげんなりである。必要なものしか買ってないのだが……。

 

バイスの数も絞りたいのだが、ラップトップがなかなかなくせない。インターネットをしてたまにKindleで漫画を読み、読書は物理、日記と書きものはタブレット、という生活だと実はMacBook Airがなくてもよい。そのはずなのだが、うっかり開いては数十分吸われることしばしば。スマホでも同様に吸われるが、ラップトップほど漫然と触ってしまう感じではない。そしてiPadがいちばん節制してコンテンツに臨める。次はもうMacBook Airを更新しないくらいの気持ちでやっていきたいものだが。

5/8(水)

出社日。いつもの時間に起きて妻氏を起こしたらやる気とやることがないとのこと。お仕事が暇な時期だから休むらしい。そういう選択も良いなあ。

 

会社で右往左往してたら19時になった。ややこしい問題A, B, Cが同時にやってきて混乱しながら倒した。全部倒せたのですっきり。

🍄🍄🍄

帰りに家の近くで同僚を見かけた。顔は見えていなくて体格と服の傾向、歩き方などからそう判断した。近くに住んでいることは知っていたという前情報もある。
方向が一緒なので意図せずつけていたところ、とあるマンションに入るのが見えた。エントランスで郵便受けをチェックしているのも確認。まめな性格だ。結局最後まで気づかれなかった。

この出来事からわかるのは「本気でストーカーされたら部屋番号まで簡単に調べられる」ということ。つぶさに観察してネトストも駆使したら家くらいわかるものなのだろう。探偵社の存在する意味がよくわかった。

5/9(木)

昨晩22時に昼寝?をしてしまって睡眠が終わった。急に冷えたのもありまともに寝られず朝になる。
さいきん朝になるとモルモット氏がPUIPUI鳴いて餌くれアラートをあげる。超能力でニンゲンが起きたのを察知してるのだと思う。じつはめちゃくちゃ耳が良かったはず。

guinea pig

🍛🍛🍛

自転車で通勤してたら今日も逆走太郎たちに遭遇した。全国的に自転車で逆走をするものは多いと思うのだが、京都の場合は道が細いので逆走太郎がいるだけで車が通れなくなる。どちらかが車道にはみ出すことになって危ないのだが、100%逆走太郎が悪いので頑として道を譲らないことにした。彼らは法令に違反している自覚がないので、ジェスチャー等で指示をしても無駄である。とにかく道を譲らないこと。そうしないと自分が車とぶつかってしまう。

🍛🍛🍛

革靴にはジャケットを合わせないといけないのに気づいた。今更?いまさら。
ソフトウェアエンジニアは服装がてきとうでいいので、ボタンのシャツにパーカーを羽織って出社している。なのに靴はスエードの革。気に入った靴がこれしかないのだ。

しかしパーカーと革靴がぜんぜん合わない。ずっと困っていたのだが、今日ごついスニーカーを履いていたらスニーカーはパーカーと調和するのに気づいた。
であれば革靴に合わせるべきはジャケットである。でもあんまりオラオラしたジャケットは好まないし合わないと思う。中性的な見た目をしてるので服が難しい。やっぱりカーディガンかしらん。

5/10(金)

在宅勤務でまったりお仕事。バグ調査が複数同時に飛んできてアワアワになっていた。
午後はやる気なくだらだら過ごす。

🌸🌸🌸

『京都食堂探求』を読んだ。

www.chikumashobo.co.jp

京都食堂とはうどん・そば・丼ものを取り扱う京都ローカルの大衆食堂のこと。独自のメニューが発達していて、地元民にも解読できないものがあるそうだ。
例えば

  • 花まき
  • のっぺい
  • しっぽく
  • 衣笠
  • 鳥なんば

など。これら上置き(のせるもの)の名前とそば or うどん(or 中華麺)などの台を指定すると注文が通る。
京都の文化として大事なのはしっぽくとのっぺいで、しっぽくは湯葉、卵焼き、椎茸、かまぼこなどを上置きにした麺料理である。しっぽくに餡をかけたらのっぺいになる。

京都食堂へ行ってのっぺいを注文してみた

特徴的なのは、何にでも餡がかかるところ。あらゆる上置きに餡かけバージョンがあるようである。餡かけには生姜が添えられることから京都の寒さ対策として発展してきたメニゥ(本書の表記)なのだと思われる。

けいらん

実際に食べてみると素朴で滋味溢れるおいしい料理だった。
店主の高齢化により京都食堂の閉店は相次いでいるそうだが、まだ数があるうちにいろいろと食べてみたい。

mond.how

ピザ2枚のチームがいいのは北米だけ説

よく「ピザ2枚で足りるチームが最適だ」みたいなことが言われるが本当だろうか。ピザ2枚とは8人から10人くらいらしい。

言いだしたのはAmazonの偉い人なので、北米だと10人のチームでもラフに意見が言えるのかもしれないが、日本だと10人もいたら必ず誰かが萎縮してると思う。

私はいま5人くらいのチームにいるのだが、このサイズがなかなかよい。もしチームのルールとかやり方を変えようと思ったら全員の意見を聞きだすこともできる。10人だとちょっと大変。

「聞きだす」というのがポイントか。島国だとみんな主張をせずに黙っていることが多く、輪を小さくしないと意見が出てこない。そういう文化差を鑑みてピザの枚数=チームの人数を考えたほうが良いように思う。

作品と爪痕

老人と海』を読んでいて「すぐれた文学作品は読者に爪痕を残すのだな」と思った。これまで読んできた印象に残った物語、作品、音楽はどれも私に「引っ掻き傷」をつけていっている。いい意味でもわるい意味でも傷が残る。だが、爪痕を残すことが一概にいいとは言えない。それが多くの人の心のすり傷になるならば尚更。

週報 2024/05/05 生活の「しくみ」

4/27(土)

10時に起きて走ってパン屋へ。食べたら寝た。起きてまた寝て15時に。そんなめちゃくちゃな連休スタートである。パンはおいしかった。

 

ダメな日だということはわかっていたので、家に籠もって読書や週報執筆をしていた。食事はめちゃくちゃ。だらける日、我が家の食事は拾い食いモードになる。家にあるもんを拾って食う。

🐨🐨🐨

生活の「しくみ」

はてなブックマークには日々「読書法」「思考法」「継続する方法」みたいな記事が集まって1000ブクマを獲得していく。書店の自己啓発書コーナーみたいだ。皆さん関心がありつつも*1実践に苦しんでいる。

連想して、先日引用していただいた記事を思いだした。

結論からいうと、日記の継続に必要なのは技能ではなく、しくみである
gonzarezmm.hatenablog.com

そうだった。すっかり忘れていた。私は「自分を制御するためのしくみ」を作って日々メンテナンスしているのだった。

 

あらゆる習慣化は「しくみ」作りである。

例えば「自分はなぜかカフェへ行くと読書が捗る。家だとスマホにやられてしまうので土曜日は必ずカフェへ行く」というような「しくみ」。大事なのは「なぜか〜があると〜してしまう」というところ。自分の癖や周囲の環境を観察し分析して*2、癖をハックするような「しくみ」を作る。原理や手段はなんでもいいからうまくいくような「しくみ」を自分専用に作るのだ。

なんで私は「しくみ」作りばかりするようになったのか。2019年に「毎日ちょっとずつ進めたら遠くに行けるじゃん」という発見をして習慣化に凝るようになったのだ。その過程で「自分の生態に合わせるしかない」という諦念に至ったのである。それが 2019年ふりかえり に書かれている。細部の方針は変わっているが、原則は今も同じだ。

5年経って思うのは「「しくみ」たちのうち「日記のしくみ」が特別な地位にある」ということ。日記はメタな「しくみ」になっていて「運動習慣のしくみ」とか「読書習慣のしくみ」を統括して反省し、それぞれの「しくみ」の軌道修正をする場にもなっている。何らかの習慣化をしたい場合には、まず日記を軌道に載せるのが大事だ。

「こんなん窮屈でやだ」「生活に効率を求めるなんてダサい」という話もある。何でも習慣にしていくと生活が習慣だらけで隙間がなくなってしまう。昨年末に私はこれで苦しんでいた。習慣を作りすぎるのも考えものである。習慣を作って定着しすぎると無意識に実行されるようになり、最終的に自動化されたシステムたちが牙を剝くのだ。「趣味を100個同時実行したい!」とかは不可能なのでてきとうなところで諦めること。

4/28(日)

あちこち買い物。北山のスパイス屋さんへ行きカレー四天王スパイス*3を買ってきた。カレー修行をしているとスパイスがすぐになくなるので大きめのロットで買うのだ。ネットで買わないのはローカルな、足を運べば買える場を大事にしてるから。その辺にあるものをネットで買うのが嫌なのである。

四天王とアジョワン、カレーリーフ

帰り道、妻氏が北大路イオンで買い物をするあいだ、ベンチでベルクソン関連の哲学書を読んだ。喧噪のおかげで集中して読めて良かった。スマホの電池も減らないし。

本って電池使わずに暇つぶしできるんですよ。すごいですね。

加茂川

🐐🐐🐐

味を盗んで再現する

昼はDiDiでカレーを食べる。ふつうのカレーじゃなくてターリー(インド大皿定食)を注文したら「時間かかりますよ。ほんとに頼むんですか?」と聞かれた。作りたくなさそうだったが、その気配を察せずに「大丈夫です待ちますよ」と言ってしまった。

出てきたターリーはライタがほとんどヨーグルトそのままで、やる気のなさが現れている。というか滅多に注文されないから油断してたのではないかな。私だったらそうなる。

インド式カレー定食

いつの間にかこのお店は営業時間が短縮されていて夜営業はなくなった。11時から17時までの営業ということになっているが突然15時に閉まったりする。この日も我々が食べ終えたら店じまいのようだった。店主はもうやる気がなさそうである。

あと十年ももたない気がするので味を覚えて帰った。もうほとんど再現できるところまで来ていると思う。

4/29(月)

眼鏡がないと書けません!

うっかり昼まで寝てしまう。いい生活なのだが自律神経がバグって生産性は地に落ちる。休みでも早寝早起きをしましょう。

 

妻氏が眼鏡レンズを交換するというのでついていく。眼鏡市場で安物のレンズを入れたら一年も経たずに劣化したらしい。反省しちゃんとした眼鏡屋で発注する。絵描きの妻氏にとって視覚は重要である。

眼鏡屋の紳士おじさん店員に対応される。物腰柔らかなプロ店員という感じ。なのにうっかりしたのか、妻氏の眼鏡を手に取りながら「書類に名前等を記入してください」と要求してきた。視力を失って何も見えていない妻氏は困惑した。

🐶🐶🐶

休日は物語、平日はエッセイ

今年は時間の使い方を改善し続けていて、夜の読書時間が増えている。さいきんは漫画ばっかり読んでいたけれども。

漫画は休日を費やして一気に読むのが楽しい。いや漫画に限らず物語はどれもそう。対してエッセイとか学術書、新書は細切れに読んでも構わない。

「まとまった時間は物語読書枠、昼休憩や移動中はノンフィクション読書枠にしたら効率的なのでは?」と貧しいことを考えている。

4/30(火)

明日明後日は休みにして火曜日だけ働くことにした。
いつものように弁当を作って出社。今回のGWは有給が入れづらいのか、けっこう働く人が多かった。小学校もふつうにやっているそうである。

 

もちろんやる気はない。最低限のことをやったらすぐに退勤した。これでまた連休だ。

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人間は輪っかから生える

夜はダンス。社交ダンスの先生にみっちりワルツとタンゴを教えこまれた。
ダンスで大事なのは姿勢(ホールド)で、少し胸を反らせる必要がある。これが初心者の最難関で私と妻氏はもう何年もここで苦しんでいる。月一回だからこんなもん。
先生は「習得がゆっくりでも、ダンスは一生できるから大丈夫」と言う。腰の曲がったおじいさん(元世界チャンピオン)でも、ダンスモードになると背中がシャキッとなって俊敏に動くそうだ。

デコルテに光を(再掲)

今日は「胸を張るのに腹筋の締めが重要である」というコツに気づいた。
みぞおちのあたりに金属製のリングがぴったりついていて、ぎゅうぎゅうに締められているようなイメージ。上半身も下半身もこのリングから生えていて、ダンスではリングから下がぜんぶ足になる。指輪から上下に生えた動物になるのがダンサーだ。
日常生活でも、鳩尾の輪っかを意識するときれいに歩ける。

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めんとうむし

5/1(水)

お休み一日目。なんとか10時に起きたが寒くてすぐに布団へ戻った。

 

昨晩からブルアカのズーキーパーをやっている。ズーキーパー系のゲームはガラケー時代からの好物で、うっかり時間を溶かしてしまうのだった。

outlaw-kivotos.bluearchive.jp

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準完全栄養食炊き込みご飯2

そうやって自堕落に過ごしていると昼食の調理が面倒になってしまった。でもそろそろお米とかちゃんとしたものを食べたい。どうしよう?

炊き込みご飯という解があった。家にある根菜、鶏肉を切って炊くだけ。おいしくて営養があり、連休の自堕落食にぴったりだ。

non117.com

じつは2年前にも同じ結論に達している。
当時は炊き込みご飯を「発見」したことによるブームだったようだが、今回は連休の食事という問題に対する解で、ちょっとアプローチは違う。

ちなみにこの記事はいまだに検索流入がある。「準完全栄養食炊き込みご飯」というタイトルがいいのだと思う。

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書店探索の成果

野菜肉調達のついでに買った本。『京都食堂研究』が当たり。京都のうどんを研究したくなっている。

5/2(木)

ととのいはランニングでも得られる

気合いで早起きして走ってくる。
そんなに走っているわけではなく休み休み歩き歩きで走っているのだが、スタートして十分くらい経つとスッと循環が良くなる感じがした。サウナで言うところの「ととのい」みたいなやつ。明らかに血流が良くなって身体が軽くなる。
ポイントは走ったあと歩いていても良いということ。ちょっと走って歩いていたら勝手にととのった。

🍷🍷🍷

イクラみたいな電燈を好む

このたび古い電燈を入れ替えた。十年もののソケットばかりで、一部壊れていたので下の製品で統一する。

item.rakuten.co.jp

挿すのは、でっかいボールの白熱球。これじゃないと光がうまく拡散してくれないのだ。LEDも試したが目が痛くなったのでやめた。

イクラみたい

シンプルなソケットにでっかい球を挿すとなんだかかわいらしくなる。

5/3(金)

焼売大会

9時に起きてインターネットをしたあと焼売大会を開催。
『ミニマル料理』のレシピでシンプルに作る。挽肉、生姜、醤油、酒、玉ねぎを混ぜて皮で包むだけ。蒸し器はフライパンと落とし蓋を使った。簡単においしい焼売ができる。

落とし蓋を蒸し器にするのおすすめです

余ったタネと皮はワンタンにした。煮込めばスープになり副菜が自動的にできる。

八つ橋みたいな形のワンタン

どちらもおいしかった。
次は皮を自作したい。市販の皮は薄くて物足りないのだ。

🍥🍥🍥

牧場のジェラートがおいしい

午後は家の片づけにハマって過集中モードになった結果、古い蛍光灯(ゴミ)を割る。床に細かい破片が飛び散って大変なことになった。昼寝をしようとした妻氏も起こしてしまう。たまに私はこういう大ポカをやる。

 

落ちついたら外へ。コーヒー豆と茶葉を求めて行脚した。紅茶屋にはダージリンの新茶が届いていた。試飲したら目が覚めるような味がした。ダージリンは青い味がする。

紅茶のついでにジェラートを買うことになった。滋賀の牧場のジェラートに紅茶屋のチャイを配合したものらしい。
シンカンセンスゴクカタイアイスと同じようにカチカチにしてある。溶けるとすぐに劣化するが、溶けてドロドロになったところがいちばんうまい。すぐに食べるように」とのこと。濃厚な牛乳とチャイの味がしてたいへん美味であった。

茶店スゴクカタイアイス(濃厚)

*1:本当は主体的関心ではない可能性はある

*2:自分を動物として観察している

*3:クミン、コリアンダー、チリ、ターメリック

週報 2024/04/28 川はただ流れている

4/20(土)

初期値依存性

さいきん土曜日は寝てばかり。平日で何か消耗しているらしい。やったことと言えば庭いじりと読書くらい。

 

ベランダの大改造をした。

サンドイッチ

一年前に引っ越してからこんな配置だったのだけど、さいきん鉢を増やしたら洗濯担当大臣の妻氏が「邪魔」と言ってきて領土争いになった。
初心に戻って配置を考えたところ、サンドイッチ構造なのがおかしいのに気づいた。挟んでいる意味がない。洗濯物ゾーンを右二つにして余ったところを園芸ゾーンにした。

 

間取りは初期配置の影響を受けやすい。引っ越してきて「とりあえず」で置いたものが数年そのまま陣取り「なんか狭いな」となる。ほんとうはそこに置かないほうが広く使えるのに生活してると気づけない。それくらい自明性を疑うのはむずかしい。

🐷🐷🐷

『センスの哲学』を読んだ

千葉雅也による美的判断の哲学書。前半が「センスとはリズム感*1だよ編」で後半が「その人固有のリズム感があるからそれを大事にしてね編」である。「固有のリズム感はみんな持っていて眠っているだけだから、目覚めさせるのが大事だよ」とされる。

個人的には「わかるわかるそうだよね〜」となる話だった。千葉氏が著書やツイート、noteでエッセンスを語ってきたのだと思う。影響され、自分で考え、創作をしてきて自然と『センスの哲学』の結論部分はすでに身につけてしまっていた。

「すべてはリズムだ」と言い切ってくれたのはよかった。生活にも、コミュニケーションにもリズムがある。我々は他者とリズムが違うのに一緒に仕事や生活をする。自分だけリズムを変調させて相手に合わせることもあるし、互いに変調させていい具合の落としどころを見つけられることもある。それでもリズム感の違いから伝わらないものごとが出てくるのが人間の不思議なところだ。

千葉氏と私のリズムはけっこう違っていて、合わないところがある。特に『エレクトリック』以降の文体。どうも私は速いリズムを好むようで千葉氏のゆったりしたリズムにノリきれないところがある。言ってることはある程度わかるし、おもしろいのだが、リズムは違う。これはもうどうしようもない差異であるから千葉氏は自分のリズムを大事にしていって欲しいし、私も変調しきれない点については諦めようと思う。それが本書の結論でもあるから。

4/21(日)

キャラを知るのが目的

一日中雨の予報。早めに食料の買い出しをして降られずにすんだ。あとは家でだらだらする。掃除をしたり漫画や小説を読んだり。

漫画はフリーレンを読んでいた。三巻くらいで止まっていたのだが、SNSでよく見かけるキャラを知りたくて読んだ。ゼーリエとユーベルとメガネくん。試験編が終わったら満足したが、惰性で続きを読む。

小説は『グレート・ギャッツビー』を読む。おもしろすぎて魔力があるタイプの物語で、没入する時間が用意できないために一章ずつ読んでいる。時間を忘れて本を読む日を作ったほうがいいかもしれない。

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夜はインドカレーを作った。生姜を切らしていて生姜粉で代用したらコレジャナイ味になるし、玉ねぎをフードプロセッサーで粉砕したら焼き色がつかなくてダメだった。料理は難しい。お昼もシンプルなパスタを目指して実験をしたが、オリーブオイルとマスタードだけだと旨味が足りなかった。パスタはチーズかバターが必須なのではないか。

どちらもおいしいけど70点みたいな味

4/22(月)

130bpmが自分のリズム

在宅勤務。やるべきことが多くてうおーっと作業をしてたら20時になっていた。10時間労働である。飛ばすもんじゃあない。月曜日の体力だから元気に退勤できたけれども。

 

さいきん音楽を聴きながら設計、実装、ドキュメント執筆をするようにしている。昔からダンスミュージックを聴くと作業が捗るのだ。受験勉強時代からそう。iPodにお気に入りの曲を入れ、SONYの有線イヤホンで聴きながら数学や国語の過去問を解いていた。そうしないと自習ができなかった。

今も同じだ。130bpm前後の曲のプレイリストを作ってひたすら聴き続ける。どうもその辺のテンポが自分のリズムらしい。聞いているのは楽器の音だけで歌詞には興味がない。リズムがあってたまにギターやシンセサイザーの音が鳴っていたらそれでいい。音量は小さめ。大きいと集中を乱してしまうようだ。そうやって音楽をメトロノームみたいに使って仕事とか趣味の書きものをしている。たぶん読書もできるんじゃないかな。

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ポエム記事は愚痴だった

ひとむかし前のこと、ソフトウェアエンジニア界隈で「ポエム」と呼ばれるブログ記事が流行っていた。今も書いてる人たちはいるのかもしれないが、あまり見かけない。ポエムは燃えることが多かった。今の炎上とは違って、長文記事がたくさん投稿される形だったけども。

「あれはなんだったのか」とふと考え「単なる愚痴だったのだ」と納得した。愚痴という言葉で言いたいのは、問題解決になっていないということ。職場の問題であれば上司を使って何らかの行動に移すべきだし、他人の行動を変えたいのであれば自分から率先して範を示すしかない。ただポエムを書いて人の行動を変えようなんてそんな無理な話はない。人は人の言うことなんか聞かない。ただ真似をするだけだ。

4/23(火)

湿気にやられてよぼよぼ。会議祭りをこなし資料作成、実装など多岐にわたる活動をした。もうすぐ連休!

 

フリーレンは最新巻まで読み終わったので無料公開中の『宝石の国』を読み始めた。ついに最終話が出たらしい。

comic-days.com

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プログラミングのセンス

プログラミングにおけるセンスとは何か。「高凝集疎結合なデータ構造の美しさがわかっていて、そのように作れること」である。

高凝集疎結合なデータ構造がなんであるかを非専門家に説明するのは無理なので例え話にする。プログラマは部品を作り、部品を集めて大きなものを作る。ある部品が使いやすい=「UIがよい」ときその部品は高凝集疎結合だと言える。

UIがよい機械は内部構造を知らなくても使い方がわかる。例えばカメラ。中身は複雑なのにボタンを押すとなぜか写真が撮れる。われわれプログラマは同僚(または過去の自分)が作った「カメラ」部品を使ってより大きな機械を作るような仕事をしている。月面探査機かもしれない。大きなものを作るときには「カメラ」部品のボタンの押し方を知っていさえすれば良くて、必ずしも中身を知っている必要はない*2。そのため、同僚(および未来の自分)のためにすぐれたUIの部品を作るのがセンスのよい仕事である。

センスを磨くには忍耐と経験が必要で、センスの良いコードをたくさん読み、真似して書いていくしかない*3。センスを良くするのに経験の量が必要なのはどんな専門分野でも同じだろう。

言語によってセンスの良し悪しがあって、私のおすすめはRubyである。Rubyは明らかにmatzのセンスが秀でている。今はRubyが主流かというと微妙だが、Rubyをいっぱい読み書きするのがセンスを磨く近道かもしれない。

4/24(水)

川はただ流れている

睡眠時間が足りないなか出社しウトウト仕事をこなす。

 

同僚と「チャットのログ(と仕事)が溜まりまくるから休みにくくなってきている」と話す。昔は好き勝手に「なにもしたくない休暇」を突然入れていたというのに、今や月に一回も休まないことが増えている。休んだほうがいいし、このままだと有給が溜まっていき消滅してしまう。どうしたものか。

同僚と話していくうちに「チャットのログや会社のお仕事は川みたいなもので、川が流れていくのに構ってもしょうがない。子供とか犬が溺れていたら救うべきだけども、なんもないなら流れるに任せる。全部掬わなくてもいい」という言語化がなされた。

社会は川である。われわれは川に浮かぶ小舟である。

流れる川は(ある程度)選べます

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『グレート・ギャッツビー』を読んだ

北米文学の小説。禁酒法くらいの時代の東海岸が舞台。

過去の関係を取り戻そうとするギャッツビーが二つの不倫関係に巻きこまれて破滅する物語。起きている出来事はドロドロ人間関係の悲劇なのに語り口、人物描写がさらりとしていて読みやすかった。簡潔なのに人物には重さがあり印象に残る。

4/25(木)

Y1000のおかげなのかよく眠りスッと起きられた。なのにお腹が壊れたり猛烈な眠気にやられたりと自律神経が暴れる日でもあった。

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料理のSN比

家に移動して仕事をしていたら妻氏が何かしらのお仕事イベントで打ち上がってしまった。外へ食べに行っても良かったが料理実験用パスタを作って満足する。先日バターと野菜、肉だけでパスタを作ったらえらいおいしくできた。ではバター、チーズ、オリーブオイルで作ったらどうなるか。おいしいがおいしくなかった。

不思議なのだが、食べものはおいしいものを入れまくったらいいのではないらしい。「旨味の暴力」みたいな作り方をすると、味が飽和するのか逆によくわからなくなる。

そういえば稲田俊介の『食いしん坊のお悩み相談』でも

「食べやすい/食べづらい」「クセがない/クセがある」「旨味/マズ味」、そういうコントラストのバランスがおいしさの大事な要素ではないかと僕はずっと思っていて、それをsmooth/roughという統一概念で説明できないかとずっと思いつつ、まだなかなかうまく言語化できていません。
p.75

とあった。

ブログにも同様の記事がある。

inadashunsuke.blog.fc2.com

またここにも「要はバランス」が。

4/26(金)

おりゃーっと仕事をして帰ろうとしたらアラートが鳴った。われわれサーバー開発者は24時間365日動くものを作っている。アラートが鳴ったら即座に臨戦体制だ。勤務時間中でよかった。

そんなにやばい事象ではなくて設定変更で解決。こうしてGWに突入した。

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宝石の国』を読み終わった

仏教のお話だった。「作者は人間嫌いすぎでは?」みたいな感想がよく見られるのだが、仏教の教えが「すべては無です」「無に還りましょう」なので、こういうお話になるのは仕方ないと思う。筋の通った良い作品だった。

*1:音楽ではなく情報の強弱という抽象概念

*2:内部構造を知ってると便利ではあるし壊れたらそこを調べる

*3:個人的には『論理哲学論考を読む』を読んだのもよい経験だった