しゅみは人間の分析です

いらんことばかり考えます

週報 2024/10/13 寝床の平面性・間抜けな顔の動物たち

前回のあらすじ

  • 間仕切りで机を囲って快適自宅オフィス
  • モルモットの食欲が落ちた!ピンチ!

10/5(土)

靴職人さんから修理された靴を受けとり、その場で履き替えて大散歩へ出かけた。河原町から3系統に乗って白川まで流されてゆく。てきとうに乗ってたら藝大前で降ろされた。

河原町を北上していて、丸太町を超えたところで景観がグッと良くなることに気づいた。今出川河原町から橋を渡って出町柳へ行くとデルタが見えて最高なのだが、丸太町あたりからすでに雰囲気が良い。なぜなのか。

容積率400%(ピンク色)から300%へ切り替わるところ

家に帰って用途地域マップを見たら答えがわかった。おそらく御所が近いからだと思うのだが、河原町丸太町より北は容積率が低くなっている。景観というものは建蔽率容積率、高さ制限などの都市計画で決まってくることを改めて認識した。

👞👞👞

この日の大散歩は5kmほど歩いたところで力尽きた。疲れの感じからして、カフェで休んでも回復しそうにない。店を出た瞬間に横になりたくなる疲れ。
根本的に体力が足りないのだ。

5km歩けたら十分ではないか。そう思わないでもないが、できればもっと強くなりたい。体力があれば生活上の問題はなんでも解決するような気がしている。力こそパワー。

午後の2000歩 x 3で限界でした

できれば10km歩けるようになりたい。そう心に決めて電車で帰ったのだった。

10/6(日)

モルモット通院の日。初めていく動物病院で予約なしの新患畜である。3時間待った。動物病院は人間の病院と違って、飛び込みで重症な患畜がやってくる。我が家のモルモット氏もやや重めだが、それよりやばそうな、今にも死にそうな🐰さんが前に来ていて処置されていた。トリアージというやつだろうか。仕方ない。

搬送の様子

診察室に通され院長先生とご対面。先生が「カレー味」という名前に少し噴き出したあと、モルモット氏の口をチェックしていく。前歯は健康だが奥歯にやや問題があった。臼歯が伸びて舌が動かしにくいそうだ。

モルモットは臼歯も一生伸びる。食べるときの癖とか嗜好によって歯がすり減らないでいると奥歯が伸びすぎてうまくものが飲み込めなくなる。うちのモルモット氏は完全に食べられない状態ではなかったが、一応の処置として歯を削ることにした。

これで良くなればいいのだが、まだわからない。もう老モルモットなので予断を許さない状況である。しばらく様子見。

🚑🚑🚑

我が家では「家電という名の使用人が掃除・洗濯・食器洗いをしてくれて便利だ」みたいなことを話す。昔は貴族が使用人にやらせていたようなことが今は家電に代替されている。家電による自動化のおかげで、我々は昔の貴族の生活ができている。しかもありがたいことに、これら家電には維持コストがあんまりかからない。購入するときには数万円から十万円くらい費やさないといけないが、壊れるまでの十年くらいは低廉な維持費で恩恵に与れる。

それでも残っているのが食材の調達と加工。生協やネットスーパーのおかげで家にいながら食料調達はできるが、未だ食材を切らずに調理してくれる家電は存在しない。だから現代のタワマンであろうと、近隣スーパーの近さをアピールするのだろう。

10/7(月)

マットレスを床に直置きしたら睡眠がよくなった。6月にちょっと良いマットレスを買い睡眠が最強になるはずだったのに、3ヶ月ものあいだ背中の凝り、冷えに悩まされている。何かがおかしかった。

こういう脚付きマットレスを使っていた

原因は脚付きマットレスの上にマットレスを載せていたこと。我が家のベッドフレームは木材のすのこベッドではなくて、コイル入りマットレスに直接脚が生えたものだった。

6月にマットレスを購入したのはこの脚付きマットレスで寝ると腰が痛くなったから。そのとき横着してベッドフレームを交換せずにマットレスonマットレスにしてしまった。脚付きマットレスは経年劣化もあって寝心地が最悪になっているので、上にマットレスを乗せても無駄である。マットレスは平らな面の上に乗せるものであって、マットレスサンドイッチは厳禁。というわけで床に置いたら本来の性能が出るようになったのである。

床は平面なので寝心地は良いがこれからの季節は底冷えが問題になる。一度床で寝てみると布団をあげて部屋を広くできるところに魅力を感じるが、冷え性なので諦めてフレームを買うことにした。

🎺🎺🎺

寝る時間にも問題があって、夜型でダラダラ型の我が家は平気で2時まで起きていることが多い。しんどいし翌日も遅くまで起きる原因になるので、反省して早めに家事や風呂を終わらせてみた。すると翌日は22時に眠くなり、遅くとも0時半には布団に入れるようになった。面倒ごとは早めに片付けてあとは寝るだけにするのが大事なようである。

家事は一人だとやる気が出ないので、妻氏が洗い物をするとき台所に立って応援するようにしてみた。ペアプロをすると進捗が生まれるのと同じ原理だと思う。片方が手を動かしている必要はなくて、ただそこにいたらいいらしい。

10/8(火)

睡眠が良くてかつてない調子で仕事をした。会議の聞き漏らしも減り、ややこしい思考がいつでもできる。睡眠って大事だったんだ。

十年間ダメなマットレスで寝てたせいでずっと体調が悪かった。冷えの原因でもあったようで、今日は少しぽかぽかしている。オフィスは相変わらず冷房がついていて最悪だが、それでもいつもより元気だった。

🪶🪶🪶

モルモット氏の調子が悪そう。これはやばいのではないか。ベランダの生バジルや細切れにした野菜などを与えてみるが、あまり食欲は改善しないのだった……。

10/9(水)

朝、七時すぎに自然と目覚めてモルモット氏を見にいったら死にそうになっていた。ペットシーツの上に野菜を枕にして寝ていて、呼吸が浅い。触ってみると少しだけ反応はするが体温は低かった。これはもう長くは持たない。生きているうちに妻氏にも引き合わせた方が良かろうと判断し、寝ている妻氏を起こす。いつもなら怒られるところだが緊急事態だ。妻氏もモルモット氏を見て「これはあかんね」と言う。
具体的にいつ事切れるかはわからない。待ち続けるのもしんどいので寝なおそう、と決めた。布団に戻る前にトイレに行き、なんとなくモルモット氏の様子を確認したらもう死んでいた。なんというタイミングだろうか。たまたま起きたときに死に目に逢えるとは。

これを遺影とします

享年七歳と四ヶ月。モルモットにしてはかなり長生きだ。「モルカー」主演声優のつむぎちゃんは四歳で亡くなっている。
死因はいまいちよくわからない。先日歯が問題かと思って病院で削ってもらったが、実は関係がなかったかも。日記の記録によると10月に入ったあたりから食欲と体重が落ちていて、好物のピーマンを食べ残すようになっていた。体重は一年くらいかけて100g落ちている。病院では詳しく追わなかったが内臓系の疾患があった可能性が高い。左腹がやや膨らんでいたのが腫瘍だったかも。手術でとる選択肢もあるが、モルモットは麻酔と手術に弱いので内臓系の問題は手が出しにくい。歯の問題が本質ではないならば、ただ食べられなくなって痩せていき、草木が枯れるように死んだといえる。老衰と呼んでも良いだろう。

🍁🍁🍁

仕事を休んでペット霊園へ。これまで六匹のスナネズミを北白川のペット霊園で焼いてもらってきた。家に来てもらって遺体を預け、翌日に骨を受け取るサービス。今回も同じようにしても良かったのだが、あえて火葬場へ持ち込むことにしてみた。特に合理的理由はなくて、数年前から「モルモット氏は持ち込んで焼いてもらう」と決めていたのである。

バスで北白川の果てまで行き、ペット霊園まで山登りをする。この道は京都から滋賀へ抜けるルート。車がそこそこ多かったが、霊園への道は緑が多く川も流れていて荘厳な雰囲気が醸し出されていた。風呂敷に包んだモルモットの遺体を持ち、慣れない山登りで汗をかきながら霊園まで歩いた。

霊園への道

持ち込みのペット火葬は初めてだったのだが、思ったよりもちゃんとした葬式だった。お別れの部屋がありちゃんと焼香をしてから出棺する。

炉に入れるところがいちばん堪えた。これより先、肉と毛は焼かれてしまう。生前の姿が見られるのはここまで。口惜しいが遺体を残すわけにもいかないので耐えて炉のスイッチが押されるところまで見届けた。

🍁🍁🍁

納骨と支払いを済ませたらご飯を食べて*1家に帰った。モルモット氏の入っていたケージを綺麗にしようと思っていたのに、荷物を下ろしたらもう気力がない。布団を敷いて泥のように眠った。

10/10(木)

さいきん妻氏は会社を休みがたく感じているらしい。9月までの雰囲気悪部署から異動し今はまともにコミュニケーションのできる部署にいる。楽しく仕事ができそうな観測があるのにも関わらず前の部署のトラウマ・洗脳により「休んだらどう思われるか」みたいなことを考えてしまうらしい。

私も同じ経験はあって、相性の悪い人と働いているときに「休むと悪印象を持たれるのではないか」と疑心暗鬼になり休みにくくなってていた。強い理由があれば休むが、そうでなければ難しい。休んでいる間に何か連絡されているかも、と心配になるものだ。

処方箋はまともな関係のチーム、部署に逃げて慣れるしかない。時間が癒すものである。

🖼️🖼️🖼️

モルモットとスナネズミの写真を整理していたら好きなペットの顔つきがわかってきた。

スナネズミは累計八匹飼ってきたのだが、主たる飼い主は妻氏であり私は個体によって気に入ったりふつうだったりしている。気に入ったのはチェコ太郎という間抜けな顔のやつ。馬面だと評していた。

モルモットも顔の系統としては似ていて、どこか間抜けな顔をしている。これらアホっぽい顔つきの動物が好きらしい。もしかしたらエビとか魚にもアホっぽい顔のものがいるかもわからないので、今後広く探していきたい。

間抜けな顔つきの例

10/11(金)

新居(予定)の立地が少し不安になって予定地のまわりを深夜徘徊してみた。近くにちょっとした通りがあり、車の騒音が気がかり。これまで住んできた家三つのうち二つで騒音に苦しめられたので、次は失敗したくない。特に夜に窓を開けっぱなしにしていて気にならないかどうか。窓を閉め切っていると空気が淀んできて気分も沈む。二酸化炭素も増える。真夏や真冬でなければ開けっぱなしにして生活したいのだ。

現地へ行き主観評価、客観計測をしてみる。ときおり車は通るものの、まわりの建物の高さが低いので音が響きにくかった。交通量は少なく道路から少し離れたら40〜50dB程度とまあ問題ないレベル。主要な窓の側は40dBを切るので大丈夫そうだった。

安心して家に帰ろうとしたところ、空を見たら星が見えた。繁華街に住んでいると星が見えないのは当たり前。だいぶ感じが違うところに引っ越すようである。冬は綺麗にオリオンが見えるであろう。

おかしいわね?何もみえないわ!

リンク集

kensetsu-hr.resocia.jp

かっこいい。京都国際会館もこの人の設計だったとは。

55096962.seesaa.net

ネットがなかった頃の就活たいへんそう……。

aikacoffee.jp

自家焙煎した結果、内部が生焼けのコーヒーを一週間飲みました。

www.secondhouse.co.jp

さいきん気に入っている京都のスパゲティ屋(パスタではない)。

*1:骨壷を持って天下一品の総本店に入った

週報 2024/10/06 家にいながら篭もりたい / 大めんだこエネルギー

前回のあらすじ

  • 物件争奪戦
  • 決めて申し込んだ
  • カメラの興味が高まっている

9/28(土)

土曜日は週報の原稿を書く日だが、だいたい疲れと冷えでぐったりしている。書ける体調になったら1時間で終わるが調子が出ないといつまでたっても書けない。

不思議なことに原稿はいつも22時くらいから筆が乗る。完全な夜型だ。早くても18時から。それまでは出てこないな〜ウンウンと思いながらサボっている。

🦐🦐🦐

そういう調子で昼はインターネットやパン作りをしていた。パンは今回から型なしの自由形。これまでは四角い型を使ったふつうの食パンだったが、今日は面倒がってボウルで発酵させた生地をべちゃっとクッキングシートに載せて焼いただけのものにしている。食パン型の扱いって面倒なのだ。型に油を塗らないといけないし、パン生地の入れ方が決まっているし。

巨大パン生地爆発す

二次発酵させながら出かけたらぷくぷくに爆発させてしまった。ボウルから溢れんばかりの豊満なパン生地となっている。やばい。パスタ屋で食後の紅茶を楽しんでいる場合ではなかった。すぐに予熱をして焼く。

直径25cmくらい

こうして一塊の巨大なパンができた。味は100点。型に入れてたときよりおいしいのだが?原因は不明。人類はまだパンについてわかってないことだらけである。

9/29(日)

日曜日はコーヒー焙煎の日。自分でコーヒーを焼いてもそれなりにおいしく仕上がり、しかも安く済むことに気づいてしまった。それから焙煎は週末の日課である。時間も30分あればいい。生豆の選別から焼いて道具を片付けるまでそれくらいの時間ですむ。コストパフォーマンスが良い。妻氏もコーヒーでお腹を壊さなくなったので良いことばかりである。

今日は400gの生豆を焼いた。コロンビアのスプレモ(グレード名)というド定番のコモディティコーヒーだ。安いわりに結構おいしくてコーヒー系Youtuberにも愛好者が多い。一週間の消費量は200g程度なのだが、倍量焼いているのにはわけがある。コーヒー豆は焼くと水分が飛んで量が減ってしまうから。だいたい2割減くらいだと言われている。天使のわけまえ
なので、今回焼いたコーヒーは仕上がり300gくらいである。

15分以内に焼くのを目標にしている

焼き目はいつも中深煎りくらい。2ハゼが鳴り初めたくらいで止めるようにしていている。ハゼとはコーヒーを焼いていたら鳴る謎の音である。1ハゼ(ぱちぱちという音)と2ハゼ(1ハゼの数分後に鳴るぴちぴちという音)というマイルストーンがある。何か好みがあって2ハゼ直後にしてるのではなく、単にわかりやすいからそのタイミングにしている。ちょっと苦いコーヒーになる。

今日は初めての400g焙煎だったがなんとか15分以内に煎り止めることができた。煙の量はすごくてリビングはモワモワになった。火災報知器が鳴らないか心配。

🛌🛌🛌

買い物のために人ごみを歩いていたら妻氏のメンタルが少し悪化。「めんだこエネルギー(緑地のモサモサや自然物から得られる癒し効果のこと)が足りない!」とここ数日我が家で流行っている用語を使いながら緑地に避難した。中心部でも人がいない緑地がいくつかあり、たまに活用している。

休んだあと、赤紫色の毒ミッフィー生首ぬいぐるみを買ったら妻氏は完全回復した。そのあとさらに鳩の観察をして余分なめんだこエネルギーを補充しておく。

めんだこエネルギーはダークマターと関係があるとかないとか

9/30(月)

労働日。三連休二週連続は終わってしまった。悲しい。10月にもう一個祝日はあるみたいだけれども。幸い有給はたくさん溜まっているのでそのうちチーズ蒸しパンになりたい何もしたくない有給を発動すると思う。

評価時期なので作文をする。プログラマの半分くらいは評価のための作文が嫌いらしくて、まわりの同僚らはブーブー文句を言っている。気持ちはわからんでもないのだけれども、中間管理職が部下の働きをすべて見ていていい感じに評価してくれるとか物理的に不可能である*1。書いて「給料上げてくり〜」アピールをするしかない。

なんかのブログで「評価は上司と部下のコミュニケーションである」という一節を読み感銘を受けた。これまで私は淡々とやったことを報告する作文をしていたのだが、今回から「今期あったおもろすごい話」をしていくことにした。ふつうのコミュニケーションと気をつけるところは同じである。

🍅🍅🍅

昼に同僚と中学受験や習い事の話をしていた。小学校の頃の私は塾に通うためにデジモンが見られなくて泣いていた覚えがある。当時テレビがリアルタイムで見れないときはビデオデッキで予約録画するものだった。ネットでの再配信なんてものはない。録画も信頼性がなくて、たまに番組の時間変更があり録画は失敗する。それが今ではテレビに内蔵されたシステムでHDDに録画ができるし、番組表もデジタル化されているので変更にも追従できる。番組によっては常にネット配信されていて見逃すということがない。であるから現代の小学生は心置きなく習い事をしつつ、番組を見逃すこともないのだろう。便利なのは間違いないが、塾を拒否する建前が減っているとも言える。

10/1(火)

私はリビングの一角に机を置いて仕事や書き物をしているのだが、常々リビングの景色が邪魔だと思っていた。妻氏がダイニングテーブルでだらだらしていると目に入るし、誰もいなくても空間が目に入るのが嫌だった。私は視覚処理が弱点で、会議中に画面を見るとその瞬間に人の声への注意が失われるし、ご飯を食べながら動画を見ていると味がわからなくなる。脳のつくりとして視覚処理のコストが重いらしい。

現代的御簾

そこで間仕切りを買ってみた。いわゆるパーティション。金属フレームを自分で組み立てて布を被せただけの簡素なものだが、これがすこぶる良かった。目の前はディスプレイと薄緑色の壁だけ。かなり集中できるようになる。個室みたいな雰囲気が出るのだが音はちゃんと聞こえていて、キッチンでお湯が沸いたらすぐに駆けつけられる。妻氏との会話もできる。相槌は見えないけども。あと、エアコンの風が直接当たらなくなったのも良かった。足が冷えにくくなる。

間仕切りというものは昔からある。それこそ平安時代からあるのではなかろうか。御簾や障子も似たようなもので、空気や音は通すけれども、視線は遮る。完全にシャットアウトするわけではないけれども、何がしかの情報を通すというバランスの良さが昔から魅力だったのかもしれない。堅固な壁作るより安いしね。

🐰🐰🐰

視覚処理の弱点はスマホやPCのディスプレイについても言える。私はインターネット上の揉め事を見ても感情的にやられることはないので、メンタル的な意味でのデジタルデトックスは必要ないのだが、脳の酷使という意味では控えた方がよろしい。以前からスマホを見ることで脳を酷使している感覚はあって、薄々と問題だとは思っていた。それが今回の間仕切り導入で確信に変わってしまったので控えるほかない。気づいちゃった。

🐰🐰🐰

日記も紙にしてみた。これまでは日記のメモ書きをWorkflowyのアプリに書いていたが、これを手帳に変えてみた。スマホアプリを立ち上げなくて良いのが便利。
当たり前だけど、みんなスマホを使うのが自明すぎるので何を言っているのかわからない便利さだ。紙とペンてそこに存在しているから便利なんですよ。

10/2(水)

朝にコーヒーと紅茶どちらを飲むか悩み続けていて、ここしばらくはコーヒー党をやっていたのだが、この度紅茶に切り替えてみた。というのもコーヒーはどちらかというと身体を冷やす飲み物であり、朝の体温が上がりにくい冷え性を余計に冷え冷えにするから。紅茶は温めるくんなのでむしろ朝がよい。

じゃあいつコーヒーを飲むのかというと、それはもう気分でいいのではなかろうか。遅くなると睡眠に障るが、コーヒーは抽出する操作自体が癒しなので(個人差があります)仕事に飽きたら給湯室でドリップし始めるくらいが良いと思う。飲むことそれだけが目的なのではない。席を立ってぼーっとするための言い訳。

🛀🛀🛀

スーパーにはこだわりめいたものがあるのだが、最近はライフを再評価している。割となんでもあって、ライフで手に入らないのは輸入食品くらい。それ以外であればだいたいあるし、醤油や調味料の種類も豊富だ。肉の質はやや微妙なのだが、それでも悪くはない。

フレスコは京都に昔からあるスーパーだが、店によって当たり外れが大きいと思う。地域でいちばん鮮魚が揃っている店舗もあれば、野菜と肉の管理がめちゃくちゃな店舗もある。行ってみないとわからない系。たまに当たりの店もあって、そういうときは魚だけ買いに行ったりする。

10/3(木)

ここしばらくフィルムカメラが欲しくて調べていたら、令和になってから安価なフィルムカメラが出ていたのを知った。PENTAX製。というかその文脈でDPZ安藤さんが記事を書いてた。

dailyportalz.jp

なんでハーフサイズのフィルムカメラが出るのか。フィルムが高いからである。需要がなくなって高騰してるし、いつ生産が止まるかわからないくらいの状況にある。それなら確かに一巻きで72枚取れたほうがいい。PENTAX 17買おうかなあ。

www.ricoh-imaging.co.jp

🍞🍞🍞

紅茶を水筒に入れて持っていったらすごい味がした。メタルな味。音楽ではない。
理屈はしっかり理解していないが、紅茶というものはよく金属を溶出させてしまうようだ。相性がとても悪い。

まともな味のホット紅茶を持っていくにはガラスかセラミックの水筒しかない。ガラスの水筒はドイツ製のものなどがあるそうだが、落として割ると嫌なのでセラミックにする。京セラは地味にいい仕事をする。ミルとかも京セラのを使っている。

ボトル 350ml CSB-S350|セラミックキッチン·日用品 | 京セラ

🍞🍞🍞

妻氏も私も疲れてぐったりしている。九月は激動の生活再編成をしていたし、季節も変わりつつあるからしょうがないのかも。妻氏はゼルダの新作をやっていて私は布団になりながらVision ProでYoutubeを見る。

10/4(金)

このところモルモットくんの調子が悪い。体重が減ってるな〜と思ったら好物のピーマンを食べなくなってしまった!ピーマンはモルモット族が内製できないビタミンCが豊富で、我が家のモルモットくんも好んで食べていたのだがついに残すように。よっぽど食欲が低下していると見える。

あるいは口の中に何か問題があるのではないか。もし老衰で食欲がないのならばそれで良い。天命であるからそのまま看取る。問題は歯に問題があるケース。齧歯類の歯は伸び続ける。前歯だけでなく奥歯も伸びるらしい。モルモットの場合は奥歯が伸びて問題が出るケースがあり、奥歯の伸び具合は素人では確認できないのである。

というわけで病院送りにする。奥歯が伸びているだけなら切れば回復するので処置してやりたい。奥歯に異常がなくて、内臓の問題で手の施しようがないならば諦める。それが飼い主の責任分界点だと思う。

💦💦💦

コーヒー器具のメーカーにTIMEMOREという会社がある。中国大陸で大ヒットしたあと今は世界中に売っている。品質も良いようでけっこう人気。

それはいいのだが、日本向けの販売サイトが二つあるわAmazonで偽物が売られてるわでなかなかひどい状況にある。
timemore.jpとtimemore.co.jpがあってどちらも本物っぽく見えるのだが後者が本物である。たぶん。

コーヒー趣味は近年盛り上がりを見せていて、暇な大人が買っていくので多少高くても売れてしまう。手挽きのミルなんかそこそこ良い性能のものが一万円と少し出せば手に入るので代理店もどきを乱立させるメリットがあるのだろう。中国本土の本社がどう考えているのかはわからないが、中国の商習慣を感じさせる乱立状況である。

timemore.co.jp

リンク集

anond.hatelabo.jp

めんだこもそう思います

anond.hatelabo.jp

なぜなのか

pro.kao.com

料理動画で「当たってる」と言ってたのが気になり調べたら用語集が出てきた。「焦げてる」と言う意味。

www.youtube.com

*1:できたとしてもマイクロマネジメントと隣り合わせ

週報 2024/09/29 家探しといちめんのくそみどり

前回のあらすじ

  • 生活の見直しがなされ、コンクリジャングルに嫌気がさす
  • 新居探しを開始
  • 姿勢のコツの一つは膝のクッション

9/21(土)

次の家の候補地を探す。静かさ、緑の多さを重視して地図、航空写真と睨めっこしながら通勤の便利さで絞りこんだら、だいたい場所が決まった。

いちめんのくそみどり

実際に足を運んで観察する。緑の量、車はうるさいのか、雰囲気はどうか。
4時間ほど歩き回った結果、ここなら長く住んでも大丈夫だろう、という結論に達した。緑がモサモサしていて季節の変化が多そう。利便性も悪すぎない程度にスーパーなどがあった。

🌱🌱🌱

地域の選び方、家の間取りについて、十年三箇所に住んでようやく判断ができるようになった気がする。いや、まだまだ判断力はないのだろう。これからも家に関する見識は増えるかもしれないし、こだわっていた部分がどうでも良くなるかもしれない。

家が怖いのはその環境が当たり前になること。住んでいて慣れていくと自明の前提になり、住環境が意識の裏側から影響を及ぼしていても気づけないことがある。例えば騒音とか床の色とか家から駅への景観、雰囲気なども。時間が経つと住環境も少しずつ変化する。茹でガエルになるのがいちばん怖い。もちろん今回の家選びも、やむを得ない場合には脱出できるようにいろいろな計らいをして選んでいる。

9/22(日)

内見の日。仲介業者氏と現地で落ち合い、四件ほど見てまわった。比較的新しくて省エネ云々がアピールされている部屋とやや古いが窓からの景色が抜群に良い部屋が候補。悩ましかったが後者にした。景観に文句があって引っ越すのだから妥協をしてはならない。覚悟を決めて申し込みまで進めておく。

🦀🦀🦀

もろもろ事務手続きが終わったら移動し、学生時代の馴染みの店で遅めの昼食とした。大事な判断をしたのでどっと疲れが出てくる。

コンビーフピラフ

9/23(月)

朝になると妻氏が「ほんとうにあの部屋でよかったのか」と不安がっていた。正直なところ住んでみないとわからない。しかし我々はちゃんと譲れない条件を定義して、現物を見て判断したのだからベストを尽くしたはずである。

不安要素があるとしたら、鍵を持ってきた別の仲介業者のおっさんが「自分は言いましたからね」と言って予防線を引くような話し方をしていたところ。あまり性格が良さそうな人じゃなかったのでそこは気になっていた。

🛻🛻🛻

午後に仲介業者の担当者氏から電話がかかってきた。

「昨日の内見のあと、別の人が内見をして申し込んだ。その人は現金で決済をしたので物件が取られた」とのこと。
めったにないことらしい。担当者氏も粘ってくれたそうだが、現金太郎には勝ち目がない。担当者氏は「我々が申し込みをしそうだったから、向こうの業者が現金太郎を急かしたのでは?と邪推してしまう事件」とも言っていた。そうかもしれない。向こうの業者のおっさん挙動不審だったし。

「同じ建物の別の部屋なら手配できそう」と言ってくれたので、その部屋でリベンジすることにした。担当者氏のコネで当日中に鍵が用意されるらしい。

🛻🛻🛻

夕方、再び物件へ。取られた部屋よりもやや広くてお値段も高い物件だが想像以上に良かった。眺望はほとんど同じだしリビングが広々としている。今度は角部屋なので側面からの採光もとれる。条件は良くなっていた。

というわけで再び申し込みへ。今回は現金太郎に抑えられぬよう資金調達も確定させておいた。これで不動産争奪バトルは終了。契約へ進むことになった。

🛻🛻🛻

風呂に入ったとき自分の汗の匂いが気になった。ストレスの蓄積と腸内環境悪化のサインだ。
妻氏も同様に汗の匂いが変わっていたそうなので大量の野菜でスープを作ることにした。九月はほんとうに大変だった。へとへとに疲れた。こういうときこそたくさん野菜を食べねばならない。

ヤケクソ野菜スープ

9/24(火)

なんとなく🐢を飼うことを検討する。引っ越し後に。

モルモットをもう七年も飼っているが、なかなか手間がかかる。毎日掃除しないといけないし、牧草を大量に補充しないと食べ物がなくなって文句を言われる。野菜も毎日新鮮なものが必要。高齢になった現在では一晩家を空けられないし割と困っている。そろそろ寿命が近いので次をどうするか、という問題が世話をするたびによぎる。次世代モルモットを飼うかどうかはまだ決めきれていない。

スナネズミはほとんど世話がいらない。餌を溜め込む習性があるし、掃除は週に一回やれば良い。てきとうに放置していても生きていてくれる。温度管理もそれほどシビアではない。

🐢は変温動物である。外で飼うと冬は冬眠してくれるそうだ。餌も毎日ではないしてきとうに飼育をするには実に都合が良い。その辺の用水路や川で生きている生物なので日本の気候に合うことは明らかだ。舶来ものの生物とは耐性が違う。

注意しないといけないのは大きさ。種類によっては巨大化するらしい。日本固有種のイシガメだとさほど大きくならないようなのでこいつが狙い目なのではなかろうか。

9/25(水)

これまで京都市の中心部で暮らしてきた。どの物件にも共通するのが狭さ。家賃を積んで広めの物件を選んでも、共用部が狭かったり駐輪場がなかったりする。
建物だけでなく道も狭い。狭いのに車や自転車、歩行者が行き交う。コロナ禍が明けて以降、観光客も増えていて移動のストレスが多い地域になりつつある。

十年前は何も考えずに便利だと思って選んだ地域だが、少しずつ環境が悪化してきた。生活の型ができてきて、家の近くに必要なのはスーパーとコンビニ、ドラッグストアだけだと分かった。心置きなく脱出できる。

🌶️🌶️🌶️

🐢を飼うのにその辺の川で捕まえるのはどうだろうか。法律や条例を調べたところ採っても問題ないことは確認できた。であれば手網を持ってガサガサやるだけである。ペットショップにもいるだろうけど、どうせならその辺にいるやつがいい。何なら餌も近所で捕まえるのとかどうだろうか。外来生物たちを🐢の餌食にするのだ。

外来種になんか負けないわ〜〜〜

9/26(木)

妻氏が誕生日にビリヤニを作ってくれと言ってきた。我が家の誕生日は消え物を送るのが習わしになっているが、ついにただの料理を要求されるようになった。いつも作っているものだが?

ビリヤニは平日に調理しかねるのでスパイス焼飯を作ってふるまった。こんなもんでいいのかしら。魚もあったのでマサラししゃもを副菜とした。なにこの献立。

マサラししゃもとカレー粉炒め

📷📷📷

さいきん同僚たちとカメラの話をしている。フルサイズを買うならどれにするとか、このレンズ良さそうじゃん云々。
影響されて調べていたらライカが欲しくなってしまった。レンジファインダーという一眼レフとは異なる方式が魅力的。ふつうのカメラは画面=ファインダーに映っている絵がそのまま保存されるが、レンジファインダーの場合は、画面の中の四角形の領域が切り取られて保存される。まさに風景を切り取るカメラなのだ。風景ばかり撮っていてGRを愛用する私には思想が合いそうな気がした。

しかしライカは高い。かつては家が建つと言われた値段のカメラなので当然手がでない。最新のライカはレンズと本体で二百万円ほどするらしい。意味がわからない世界だ。じゃあ中古はどうなのか。調べてみたら60年前のライカM3が20万円だった。ライカは中古でもほとんど価値が下がらないらしい。
でもそのうち使ってみたい。フィルムカメラでも良いから。

www.kitamuracamera.jp

9/27(金)

良い姿勢は関節をバネみたいにゆらゆらさせて頭を支える。

先日、膝を緩めることで腰と首の負荷を軽減するコツに気づいた。同様に、背中のS字カーブもバネになっていて頭の重さをいなすのに使われている。膝と背骨を全部使うと楽な姿勢が取れる。

スマホ首、猫背の問題は頭が前に突き出ていて背骨が伸び切っていること。たいてい膝も伸びてしまうと思う。足からの衝撃がそのまま首や腰に集まるので予後が悪い。私も先日腰を爆発させるまで、頭が突き出ているのに気づけなかった。猫背を(ほぼ)治して五年以上経っているが、いまだに頭が前に出がちである。

自分の姿勢を見るには写真を撮ってもらうのがいい。できるだけ油断しているときに撮ってもらうこと。

🍄🍄🍄

新居(仮)の間取りを決めるのにGoogleスライドが便利だった。家具の大きさを測ってcm単位の四角形に縮小しながら配置していくとどこにものが入るかシミュレーションできる。最初はPhotoshopなどを使っていたが、こういう作業にはパワポ系が向いているようだった。

1/100サイズで間取り設計ができる

🍄🍄🍄

マンションの指標に「向き」「駅徒歩(直結)」「天井高」とかいろいろキーワードがある。どの指標も客観的に決まるものなので価値を決めるのに便利なのだろう。

問題は価値と居住性、快適性がイコールではないこと。上にも書いたように、中心街は共用部や道路がしょぼくて移動で苦労する。散歩コースもコンクリジャングルで景観は悪い。人によっては灰色の空間でも気にせず快適に暮らせるかもしれないが、我々には無理だった。つまり不動産の客観的価値とは別のところで快適性が決まってくる。主観的な価値観、その人のこだわりと言っても良い。結局のところ人間が暮らしていくのだから「なんか嫌やなあ」「ここつまらんなあ」という感覚を大事にしたほうが良い。客観的価値はたしかに重要ではあるけれども、快適性を潰してまで取るものではない。どこにバランスを取るのかもその人次第ではあるけれども、我々としては金にならない部分の快適性を重視する判断となった。

妻氏はこの考えを聞いて「結婚と同じや」と言っていた。「世間で人気の人と結婚するのではなく、自分が良いと思った人と結婚すべき」というよくある話につながる。

 

今後も何かと「価値につながらないところへの嗅覚」が大事になってくるだろう。
間違ってはならないのは、客観的価値を捨てるのではないこと。逆張りをしたいわけではない。世間で大事にされる価値は尊重しつつ少しだけ距離を置く。世間の平均的な答えと自分の最適解の間には少なからず距離があり、その距離が何であるかを認識するために「常識」と自分のこだわりの分析を怠ってはならないのだ。

リンク集

ニホンイシガメを飼ってみよう!飼い方・特徴・飼育環境を実体験から紹介 - LIFE LIST - 好きな街・住みたい街・私の街

イシガメ飼育例。なぜかHOMESのメディアに載っている。

note.com

行きつけの川に🐢を探しに行きます

???

www.pref.kyoto.jp

生物多様性の管理は府県の仕事らしい

dailyportalz.jp

このネタシリーズになってほしい

note.com

Q. コーヒー系Youtuberは何かとコーヒーを飲むが彼らは不眠症にならないのか?

A. 不眠症になるし高血圧にもなる

www.youtube.com

ガサガサのお勉強をします

www.youtube.com

料理が失敗するときのあの雰囲気がよく伝わる動画
翌日の動画で成功していてえらい

週報 2024/09/22 冷え性対策最終兵器を発見

前回のあらすじ

  • 妻氏が会社のストレスにやられて大噴火した
  • 「一人でなんとかしなくちゃ」病に注意!
  • 腰が爆発した

9/14(土)

腰をやってしまい惨めな連休を過ごす。発症して二日目で痛みのピークだった。横になると楽だが、動かさないと治らない。
立っても座っても痛い。対策は痛み止め。家にあったロキソニンを飲み効いている間に散歩で筋肉を動かす。ついでに湿布と腰痛用の痛み止めを買ってくる。
薬を飲み、効果が切れたらイモムシになるのを繰り返して過ごした。腰痛はつらい。

🗿🗿🗿

散歩中に寄った紅茶屋で「チャイ用の茶葉を300gください」と言ったら「お店でもやってるんですか?」と訊かれた。

たくさん飲むだけです。

🗿🗿🗿

たこ焼き機を捨てることにした。意外と使わない。妻氏は大阪人(北のほう)だが食べたいという話になったこともない。大阪の南の人なら毎月隔週くらいで食べるのだろうか?献立としてどう成立させるのかが気になる。栄養バランス満たすの難しくない?

9/15(日)

四条へ行きランチにビリヤニを食べた。妻氏が食べた限定ビリヤニ沖縄そば風と銘打たれており、何かと思ったらでっかいバラ肉が載っていた。ビリヤニってなんでもありなのだな。
特にこの店は鯛だしビリヤニとかやっているので自由すぎるのかもしれないけども。

マトンビリヤニ沖縄そばビリヤニ

上手に炊かれたビリヤニは米が軽くておいしい。お米に羽が生えているのがここのビリヤニである。

💎💎💎

京都産業会館で開かれていたミネラルマルシェへ行ってみた。宝石・鉱物屋さんのコミケである。宝石商が石を持ってきて一般客に売ったり商談をしたり。安いものだとただの色がついた石なのだが相場としては二千円〜である。この石が取れる現地だとその辺の洞窟に転がっているものなのだろう。それが数十ドルになるなんて。

コミケ

妻氏は緑青色の方解石を求めていた。カルサイト。ふつうは白とか薄青色のものばかりなのだが、ネットで緑色のものを見つけてずっと欲しがっていた。
しかし石コミケへ行ってみると変な色のカルサイトはなく、ふつうのものだけ。店のおっちゃんに聞いても「それは珍しいやつ」という評価だった。諦めて海外から輸入することになり、注文したらしいが発送される気配がない。洞窟に取りに行ってるのかしらん(騙された?)。

コミケ自体はおもしろかった。個人的に気になったのは黄鉄鉱、パイライトである。FeS2の鉱物が立方体の結晶構造をとるもので、人工物みたいな立方体のつぶつぶが石に刺さった構造になる。塩の結晶が四角くなるのもだいぶおもしろいが、鉄の場合はギラギラ光るのが魅力的だ。買おうかと思ったが、好みの形のものがなかったので諦めたがそのうち何か買いたい。

item.rakuten.co.jp

💎💎💎

『ホームコーヒーロースティング』を読んだ。自家焙煎をやる人たちから話を聞いてまとめた本。自家焙煎の手解きをしてくれる本ではなく、コラム集という感じ。ある程度のコーヒー焙煎知識がないと読めないタイプの本だと思う。サービスは悪い。
日本のコーヒー文化は深煎りネルドリップが席巻していた時代があるそうで、その世代の人が登場した。彼らは「スペシャルティの酸味なんかコーヒーの本質ではない」みたいなことを言う。偏った本である。調べてみると著者は1952年生まれであった。

9/16(月)

さいきん家探しをしている。今は商業地区に住んでいて便利なのはいいが、ビルが高くて緑が少ないのが気になってきた。便利なところに住んでいるわりに外食をせず自炊ばかりしているので家賃が無駄になっている。先日の妻氏の大噴火の影響で、我が家の問題も明らかになってきたので半年後にはどこかへ引っ越しているだろう。

そろそろ不動産を買ったほうがいいのか?という疑問も出てきた。できれば関わりたくなかった問題だが、便利な台所、遮熱性のよい窓を求めると賃貸では限界がある。みんなこうして家を買ってしまうのだろうか。
とりあえず何もわからないので本を読む。購入の手続きとか選ぶポイントとか。新築はあまり興味がなくて、自分であれこれ意思決定したくない。ふつうでいいのである。

🔥🔥🔥

マンションの本を読んでわかったのは、マンションという建造物は2000年代に一応の完成を迎えたということだった。遮音のためのコンクリの厚さとか間取りの設計、窓の設備、ディスポーザーなど2000年代にだいたい出揃っている。あとはそこからいかにコストダウンする(ケチる)かであり、2010年代以降に出てきたマンション関連概念には本質的に新しいものがあるとは思われなかった。分譲・賃貸に関わらず、最新よりもある程度古いほうが設計に良い意味での無駄がある可能性がある。最適化は進みすぎるとむしろ良くないのだ。

9/17(火)

最強の冷え性対策グッズを見つけた。USBを電源として腰に巻き付けるヒーターである。お腹とか背中、首筋に当てると冷え性のデバフが打ち消されて活動できるようになる。停滞したお腹も動き出す。もっと早く知りたかった。しかも安いし。

紐が邪魔になる

 

USB電源を外から取ると線が邪魔だという問題がある。実際邪魔である。しかしバッテリー内蔵タイプのヒーターにすると、リチウムイオン電池をお腹に巻き付けることになる。リチウムイオン電池は製品品質によっては気軽に爆発してくれる。そんなものをお腹につけるなんてとんでもない。絶対に電源は外付けのほうが良い。

花火大会よ〜〜〜

 

🌪️🌪️🌪️

社交ダンスのレッスンの日。最近ダンスの指導を受けるとおまけで姿勢の改善案が出てくる。社交ダンスは極論すると二人がくっついて歩いているだけなので、ふだんの姿勢の質がダンスに反映されるのだ。

今日出てきたのは反張膝という課題。反張膝とは膝が背中方向に反ってしまう体質で、骨とか筋肉のつき方でそうなってしまう人がいる。私もずっとそう。反張膝が悪いのは膝のクッションを使えないこと。そう、腰痛の原因である。体重の衝撃を複数の関節でクッションするのを膝とか首とか一箇所で受けてしまうと腰痛、首の痛みにつながる。私の腰痛は膝にも原因があったのだ。

その日からまた歩き方を変えた。前々回のダンスでは膝の内旋が課題だった。今回は膝の角度。足の癖って厄介だ。

🌪️🌪️🌪️

「古いコーヒーを飲むと妻氏がお腹を壊すから自家焙煎してるんですよ〜」と言ったらダンスの先生もコーヒーでお腹を壊す人だった。しかも、店によっては壊さないところもあるらしい。つまりカフェによって豆の管理が違うということ。油脂が酸化したものを客に提供しているところがそこかしこにあることを意味する。こわいこわい。

9/18(水)

健康診断の日。年々身長が伸びている。猫背が治って姿勢が良くなっているから。高校生のときは172cmくらいだったのだが、今は175cmある。それくらい姿勢で身長が変わるらしい。
血圧は相変わらず低かった。低血圧の範囲。麺類のスープ飲むことあるのになんでだろうなあ。味噌汁パワーか?

🧀🧀🧀

空撮地図を眺めて緑が多い場所の条件を見つけた。山、川、学校、神社、公園。以上。学校はなぜか緑が多い。大学の近くに住んで学生気分に浸るのはどうだろうか。もう戻れないあの日々。労働者になってしまった我々。

9/19(木)

物件を検索して見ているとけっこうIHのものがある。ガスコンロ過激派だったのだが、妥協をせねばならないのだろうか?でもIHって使ったことない。実は遜色なく調理できるのかも。
熱効率としてはIHのほうが良いみたい。鍋、フライパンの底から直接熱を発生させるから。むしろパワーがありすぎて鍋が歪むこともあるのだとか。
IHはコンロの表面が平坦になってものを置きやすいし意外といいのかもしれない。

🍅🍅🍅

IHふつうに使えるのでは、と社Slackに書いたら「マシュマロを炙りたくなったときにガスコンロが便利」と主張する人が二人も出てきた。そんなにマシュマロを炙るの!?
年に一回くらいあるイベントらしい。なにそれ……。

🍅🍅🍅

鍼で治療をされて腰がすっかり良くなった。痛みをかばったことで筋肉痛になっているところはあるが、震源の筋のピキピキはなくなった。鍼師はただ震源に鍼を突き刺して指を高速振動させてながら筋肉を動かしただけなのに。

鍼師は「ぎっくり腰でも歩けるところまで治せる」と豪語する。腰をやったときに必要なのは鍼師である。

9/20(金)

さいきん在宅勤務が合わなくなってきた。出社して人と喋ったほうが楽しいし、集中できる。家は生活の場でありゆっくり休むところなのだ。書斎を作り仕事場にしたら集中できるようになるかもしれないが、それはそれでコストがかかる。それに人と喋りにくいのには変わりがない。

私の精神構造が変わってきている可能性もある。妻氏が大噴火して自己分析を施し、ちょっとした性格改造を行った。日記を書くと自分に対する精神分析みたいなものができるので自己変革が可能。
大噴火以前と比べてコミュニケーションの方法、態度が変わってきた。前より開かれつつあるような気がする。

🫕🫕🫕

家探しをしてたら頭がおかしくなってきた。今回は購入も視野に入れているので未知の変数が多い。「不動産営業が騙してきたらどうしよう」「災害で何もかも滅びるのでは」とかいろいろ考えてしまう。もちろん金の話もある。

妻氏に「ゼクシィを買ってうねうねするような真似はやめて、実際に家とか人を見て判断しろ」と叱られる。叱られながら内省をしたところ「次の家の生活を完璧に設計したい自分」がいるのに気づいた。

これはソフトウェアエンジニアの職業病みたいなものでもある。「仕様を実現するにはHogeというクラスにFugaというメソッドを追加してPoyoから呼んで……」みたいなことを頭の中、テキストエディタを使って設計してしまう。その通りにプログラムを書いて「設計どおりだやったー」と喜ぶ。同じことを生活や人生に適用していたわけだ。しかし実際にはさまざまなハプニングが起こるのであり、設計どおりに行くものではない。そこの覚悟が足りなかったようである。

という、自分の状態を把握したらスンとなって落ち着いた。

リンク集

youkoseki.substack.com

私もタイムラインは見ていなくてYoutubeと読書の時間が増えております。
この週報でSNSにつぶやくように濃いめの文脈を残せたらいいのだがまだまだ筆力が足りない。

ja.wikipedia.org

www.youtube.com

タコスが少し気になっている。

www.nicovideo.jp

エビもめ

blog.szk.cc

鈴木先生のおもしろ記事

www.youtube.com

庵野監督が多用するカットが出てきて変な感じ。とても良い映像だった。

週報 2024/09/15 大噴火・ちゃんと話を聞くスキル

9/7(土)

調理用の赤外線温度計を求めてヨドバシへ。この頃凝っているコーヒー豆焙煎に使う。豆の温度や予熱したドラムの温度を計測するのに赤外線が便利なのだ。テンパリングなどにも使えるというし、料理に凝る人はだいたい持っているアイテムだとは思う。それを買うときが来た。

🐏🐏🐏

ヨドバシの地下一階、スマホ売り場にはこなれてないスーツを来た新入社員らしき人たちがいる。土日は特に多く、営業研修か何かで各社から派遣されているのだと思う。もしかするとソフトバンクとかキャリアの本社から来ている人もいるかもしれない。「こういう場で他社の異性にちょっかいをかける新入社員などもいるかもしれない」とありそうなドラマについて思いを馳せた。

9/8(日)

週報を公開したら北大路らへんへ散策へ行く。緑を求めて紫明通りへ。巨大な道路の真ん中に謎の緑地があり、東から西へ向かって小さな川が流れていた。

こんな緑地が道路の真ん中にある

この水は琵琶湖疏水から流れているらしい。鴨川とはサイフォンで立体交差しているのだとか。最終的に堀川まで流れているそうだ。

ゼミ生が語る「私の好きな京都」(2019年春学期) のページ

🦆🦆🦆

実は最近妻氏のメンタルがやられていて、そのケアのために緑の多いところに来たという事情がある。8月中旬から少し怒りっぽくなっていて、8月末には大噴火をしていた。がんばって宥めていたら、いったん落ち着いたように見えたので草木のある静かなところで癒そうという魂胆。

ところが、ここで第二の噴火があった。たしかに自然は人を癒すのだが、同時に溜めていた悩みを噴出させる効果があるらしい。妻氏が悩みを解き放つ過程でまた私はダメージを負ったのだが、今度こそ悩みの根本問題を掘り当てることができた。
結局、部署の人間関係や組織との馬の合わなさが原因だった。「みんなバラバラに動いて互いに不信感がある」という雰囲気の部署で無能な上司に振り回され「自分一人でなんとかしなくちゃ」と思ってドツボにハマった妻氏は耐えきれなくなったのだった。

噴火は二回に分けて行われました

🦆🦆🦆

私がまずかったのは「なんか大変そうだけどまあいいか」と油断して悩みを聞きだせていなかったこと。悩みを共有するだけで「自分一人で」から脱出できる。この部署の雰囲気、上司の態度はパワハラと呼べるほどあからさまではなかったので妻氏にとっても言語化しにくかったところがあるのだが、私に傾聴的な態度が足りなかったことは間違いない。反省し、よく話を聞くようにした。ただちゃんと話を聞くだけなのにそれが難しい。世の中にはただ話を聞いてほしい人がたくさんいるのだろうな、とも思った。

9/9(月)

うつ病九段』を思い出す。あの本には「思考が遅くなる」とか、「緑がうつ病を治す」「うるさいところ人が多いところがダメ」などと書かれていた。

悩みが常態化すると人は感覚が鈍くなってしまうらしい。身体的な自己と精神的な自我が切り離されて離人めいた状態になる。もちろん苦しいのだが、主観的には何が問題なのか分かりにくくなる。たしかに脳の病気だ。自己を守るための病気。

🧠🧠🧠

妻氏には療養をしてもらわねばならぬ、ということで静かに過ごしてもらうことにした。家事はだいたい私がやり、おいしいものを作って食べていただく。気力がなさそうなのでスナネズミのケージ清掃も代わりにやった。妻氏は自室でぼーっとMOTHER3をする。ドット絵に味があってところどころ狂っているのが魅力なのだとか。

9/10(火)

そこそこ仲の良い同僚と1on1をした。近況として噴火事件についてかいつまんで話す。
「事件をうまく解決して日常に復帰しているのが羨ましい。人間が成長するには事件が必要」というような反応をいただいた。事件が貴重な経験になるのはわかるけど、とても大変だったんですよ……。

🥫🥫🥫

仕事を終えるとぐったりしていた。私も心身ともに疲れている。

パプアニューギニアAAを200gくらい

家事をして焙煎をする。ストレス発散なのかもしれない。単純作業をしながらストレスを癒す生態が私にはある。コーヒー生豆をハンドピックして虫食いカビ豆を除去し、焙煎機をカセットコンロで予熱してあとはぐるぐる回すだけ。先日買った赤外線温度計で温度を確認しながら焙煎を進めた。しかし結果は18分くらいの仕上がり。前よりは短くなっているが、目標は12分くらいである。火力が足りない。今のコンロだと限界があることがわかったので、イワタニの最強カセットコンロを注文した。

9/11(水)

身体が重くて起きるのも億劫な体調。しかし妻氏のサポートをせねば、と思って朝の支度をする。弁当と朝食を並行して作る作業。

「なんか不安感があるなあ」と思いながら通勤していたら気づいた。私も妻氏と同じように「自分一人でなんとかしなくちゃ」と思っていたらしい。家事とか生活の運営、ひいては業務を。私の業務もいまやや忙しいタイミングで、日中問い合わせがポツポツ来る状況だった。

問題に気づいたらあとは簡単。「自分一人で」がダメなので仲間を作ればよい。抱え込むのをやめて業務の問題はチームメンバーと共有し、生活の運営は妻氏と協力することにした。我が家の戦力は低下している状態なので、生活のサービスレベルは落とす。家が散らかってもしょうがないものとして運営していくのだ。

🐧🐧🐧

「自分一人でなんとかしよう」となってしまう人は多い。真面目で責任感のある人ほど溜め込んでしまう。大事なのはチームを作ること。家庭も仕事も「問題🆚我々」の構図にするべきなのだ。

厄介なのはチームで問題を共有するのに言語化が必要なこと。今回妻氏は部署の雰囲気の悪さを言語化するのに半年以上かかっている。「パワハラ」みたいな分かりやすい言葉が適用できる状況ならいいのだが、そうではない場合は特に難しい。だからせめて話をただ聞く人がいることが大事なのだろう。

🐧🐧🐧

不足していると噂のお米を購入。ヨドバシの在庫に新米が出てきていた。
お値段は5kgで4200円くらい。たっかい。

ある同僚は実家から米がもらえるらしい。そういえば実家で米を作っている人って珍しくなくて、けっこう聞く話である。稲作してる人が多くて日本はすごい国だと思った。

9/12(木)

まだ心身の不調さはあったがゆっくり仕事をしていたら良くなってきた。
午後に上司と1on1をすると「たくさん休んでください」と労われる。また「他人事じゃない」という反応も。みんな大変だし、家族の悩みを聞くのは大事なことなのである。

⚽️⚽️⚽️

「ちゃんと話を聞く」をやっていたら、妻氏からの「上司のKさんがこんなこと言っててな」というLINEメッセージを一瞬で理解できるようになっていた。ハイコンテキストな話ができるようになったのである。これが我が家に足りなかったもの。

他の人間関係も同じで、文脈の共有がいちばん難しい。故郷の同期と疎遠になっていくのも、共有された文脈が減っていくから。もし「ちゃんと話を聞く」能力の高い友人であれば、数時間喋るだけですぐにハイコンテキストな話ができるようになるかもしれないが、この能力はそう簡単に身に付くものではないのだ。

⚽️⚽️⚽️

妻氏と私に共通するのが「人を信じすぎる」という弱点である。信じすぎない人は、上司や同僚がひどい態度をとってきたらすぐに「切って」相手を「人間扱い枠」から外してしまう。「なんか言うとるわ」枠とか「ワンちゃん」の枠に入る。自分を守るためには一定こういう思考様式が必要で、態度がひどい人を信じ続けてはいけない。その点では私の社会勉強というか、多様な人間と接する経験が足りないのかもしれない。そんな経験積まんで済むなら良いのはそうなのだが。

9/13(金)

有給にして家で休む。のんびり焙煎やコーヒー屋のブログを読んで過ごしていたら、昼過ぎに腰がピキッと痛みはじめてしまった。う、動けない。

そんなに変な姿勢を取り続けた自覚はない。心当たりはストレスだけ。ほなストレスで腰痛になるんか?

なるようだった。ストレス→筋肉のこわばり→腰痛というメカニズム。たしかに緊張すると筋肉がガチガチになる。私の場合は冷え性もひどくなる。

対策はお灸。背中にお灸をしてもらって腰から首にかけての筋肉を全体的にほぐした。これで一応動けるように。あとはもうストレッチをして暖かくするしかないのである。

🛌🛌🛌

今日焙煎したのはベトナムのロブスタ種というコーヒー豆。ちょっといいコーヒー豆はだいたいアラビカ種が使われていて、缶コーヒーなどにはロブスタ種が混ぜられている。ロブスタ種は低地でも作れるので安価なのだ。今は高いけど。

味は麦茶。焙煎してカッピングしたら噂通り麦茶の味がした。苦くてボディ感のある味。単体で飲むとそんなにおいしくない。

じゃあなんでそんなものを自家焙煎するのか。エスプレッソに必須だから。伝統的なイタリアンエスプレッソにはロブスタ種が含まれていなければならない。ロブスタ種の豆が入っていることで、エスプレッソは濃厚になり油分が増え、味が良くなる。

と、言われていることだけ知っていて本物のエスプレッソを飲んでなかったので実験をしてみた。ベトナムロブスタ5gに対してパプアニューギニアのAAの豆を11gくらい。これを微粉にして抽出してみた。するとかつてない美味なエスプレッソが……。表現が難しいのだが目が覚めて鳥肌が立つような味だった。エスプレッソはコーヒーの大トロだと思う。

焙煎してカッピングしてエスプレッソ試作

休みの日には、お家で新しい体験を積むのが私の療養なのかもしれない。主に料理に偏っているが、変な経験を増やして言語に変換していきたい。当分はコーヒーだと思う。

リンク集

anond.hatelabo.jp

クッキークリッカー大好きです。

fabcross.jp

食品グレードの3Dプリンティングができるそうな。

kamayaki-coffee.com

メンテしました。

kokoro.mhlw.go.jp

腰痛とメンタルの関係について調べた。 

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工場動画ばかり見ている。

週報 2024/09/08 作業をするダンゴムシたち

8/31(土)

体調が悪くて何も食べられない。固形物だとオエっとなるので液体を食べて暮らしている状態。翌日には良くなったので心配してくださらなくても大丈夫。
こんなときの液体食料は牛乳とクエン酸がよかった。クエン酸回路に直接入力できる便利な食事。

クエン酸は粉の製品を水に溶かして液にした。500mlほどを2時間かけて飲んだらその後12時間くらいおしっこが蛍光色になっておもしろい。アリナミンを飲むとすぐに色がつくが、クエン酸は長く続く。不思議だ。

9/1(日)

LUUPで京都市の北部を徘徊する。紫明通というマイナーな通りを知った。

暗くてでっかい木がある。一目で気に入った。京都らしからぬ斜めな通りなのもよい。

道路の真ん中に巨大なイチョウの木がある

🦆🦆🦆

あとはふつうに鴨チル。

ちょうどいいサイズの川

鴨川は台風後なのにいつもどおりジョバジョバ流れ続けていた。鴨さんも鷺さんもいつものように餌を狙う。河原はトンボだらけ。ベンチに座ると蟻が私の手を噛んできた。ここは自然が多い。

🦆🦆🦆

LUUPの6km/hモードは停車時にしか切り替えられない仕様らしい。これを知らずに走行中にボタンを押して「壊れてるのかなあ?」とやっていたらお巡りさんと遭遇してしまった。ご注意ください。

support.luup.sc

9/2(月)

「深刻な悩みを相談するときは、チャットや通話じゃなくて対面でご飯を食べながら、親密な人とやること」という人生のコツを思いついた。深刻な悩みを抱えている人はフクザツな事情を抱えてストレス状態であるから、チャットや電話だと大事な情報が落ちることが多い。必ず対面でやること。

🥚🥚🥚

昨日から匿名ラジオを聴き始めた。アルファと恐山がくだらない話をし続ける楽しいラジオ。ユーモアに全振りしていて、内容が常にくだらないので真面目に聞かなくても大丈夫なことが保証されている。たまにうっかりいい話をしちゃうけど。
この二人と波長が合うのか、聞いていると私の頭の言語化モジュールがすばやく起きてくるようである。朝に通勤しながら聞くと仕事のエンジンがかかりやすい。さっそく重宝している。

9/3(火)

自宅の模様替えをした。これまでリビングに私の机と妻氏の机が向かい合わせで置かれていたのだが「やっぱり気が散るかも」という意見で一致して作業スペースを分けることにした。私はリビングの端っこに、妻氏は寝室の端っこに城を作る。
すると、何をするにしても効率よく、集中して過ごせることに気づいた。特に文章の執筆とか読書で顕著。大事な作業をするときはまわりに人がいない方が良い。

用があれば様子を伺いながら尋ねればよい。ダンゴムシを確認するような手つきで。

作業中よ!何をするの!

9/4(水)

社内のカフェでサンドイッチを買って自席で食べようとしたら、包装に変な感触が。
値札がついていた。それもサンドイッチではなく「ハム&オニオンピクルスカイザー」の値札。
ちなみにカイザーとは京都でやたらとよく見かけるパンである。カルネと双璧をなす。

archette.exblog.jp

値札を盗む気はないのであとで戻してきた。もうカイザーは売り切れていたので、売り場の端っこにてきとうに貼りつけておく。品名がわからなくて困った社員もいるかもしれないが、京都の人ならまあ大丈夫であろう。

🫖🫖🫖

夜、冷え性で何もできなくなる。心当たりと言えばペットボトルの冷たいお茶を飲むことくらい。しかしそれがよくないらしい。体調不良のプロである妻氏によると、夏であろうと会社に着いたら熱いお茶を飲むのだとか。なるほどそうしてみよう、ということで翌朝から紅茶をいれた水筒を持っていくようになった。白湯が出てくるサーバーがあれば良かったのだが、うちのオフィスにはないのである。

9/5(木)

料理は好きなのだけど、食べること、さまざまな料理を知ることに強い興味はないのに気づいた。それよりも人にうまいものを食わせることに価値を置いているらしい。妻氏もそうだし、来客もそう。未来の自分という食わせる対象もいる。

我々は生きている以上は食わなければならない。それを最大限、健康的になるようサポートするのが主旨であるようだ。時間が許す限り、効率が非常に悪くならない限りにおいて努力する。そういう趣味としての料理がある。だから外食も少なめだし、家で自由時間を使ってできる範囲の変な調理しかしていない。ラーメンを自作しないのはその範囲を逸脱しやすいからだろう。

🚚🚚🚚

毎日チャイを飲んでいる。生姜とシナモン、アッサムCTCを煮込んで牛乳を入れて煮込んだもの。最後に砂糖を少しだけ入れる。
このたびシナモンの粉のやつがなくなったので、葉巻みたいな形のシナモンをおろし金で削って使ってみた。つまり生の香辛料。相当に香りが良くなっておいしかった。次はカレー用スパイスで応用してみたい。

9/6(金)

www.youtube.com

このごろ焙煎をやっていて動画もいろいろ見てきたのだが「熱源の種類とかどうでもいいから豆の状態と匂いを見て判断してください」という身も蓋もないことを言う人に出会ってしまった。感覚派の人でシンパシーを感じる。私は「焙煎開始から5分で150℃になっていないといけない」というような杓子定規な考えが嫌いなのだ。再現性は産業としては大事だろうけど、それよりも五感で判断するほうが楽しい。動画でも「カッピング(試飲)がすべてです」と言っているように「自分が満足する味になるならばどのように焼いてもいい」ことが理解できて安心した。
目と耳と鼻で判断しながら豆を焼くのであれば、それは私にとって調理と同じだ。「火力は一定でなければならない」とか考えずに柔軟に判断してみよう。

🍚🍚🍚

我が家の模様替えをしていくうちに、自分の性格の雑さに気づいた。これまで妻氏は私のことを「整理整頓が得意」と評価してきたが、実はそうではないところがある。確かに私は大まかな家具の配置はアイデアを出しながら最適にしていくのだが、細かい物の配置に興味がなさすぎて棚や引き出しをゴミ箱にしてしまう。掃除用具を一箇所に集める、とか見えやすいように置く、といった発想がない。よくわからんけど細かいものはまとめておけばいいでしょ、と雑に置いてしまう。困ったことに私はそれでもどこに置いたか覚えている。どんぐりを森中に埋めて忘れる🐿️よりは賢い。しかし自分でも探しにくいな、とは思っている。

同じことは業務でもある。大域的な設計は綺麗にやれる自信がある。いいデータ構造を思いついて、まともなコードを書く。しかし細部がいつも雑なのだ。細かいところへ行くと手を抜いてどうでもいいや〜とおざなりにしてはレビューで指摘される。おそらく日本語作文もそう。文章を書くときも細かいところへのツッコミは想定してないというか、どうでもいいと思っている。業務だとどうでもよくない。

悪癖ではあるのだが、この性格は直らない気がしている。業務レベルの品質ではつっこまれリストを覚えていって改善できているのだが、家の中、趣味の文章だとそうはならない。幸い妻氏は細かい棚の中の整理が得意そうなので、私は何もせずに任せることにした。そういう意味でも良い性格の組み合わせであるようだ。

リンク集

anond.hatelabo.jp

さまざまなストレス発散法

www.min-petlife.com

Youtubeで猫の変な声動画を見た

www.youtube.com

この動画を見た翌日、我々はピラフを作った

www.youtube.com

おもしろかった

週報 2024/09/01 クエン酸回路のゲームバランスは良いのか問題

8/24(土)

スーパーの帰り、花屋でセイロンライティアという木を見つけた。画像のようなかわいらしい花がついていた。

(下リンクから引用)

garden-vision.net

ちょっと欲しいな、とは思ったが買わなかった。食べ物になりそうにないから。我が家にある鉢植えは全部食べ物である。オリーブ、唐辛子、トマト(枯れかけ)、バジル、ローズマリー。食べ物にしか興味がない。

8/25(日)

イナダ氏のそうめん炒めレシピがよかった。

そうめんチャンプルー的なものを作るのに大事なのは、茹でた素麺をよーーーく洗うことらしい。これまで何度試してもべちゃべちゃになって鍋肌にくっつくばかりだったが、よーーーく洗ってから炒めるとスルスル剥がれて食味も良いものができた。

なお、沖縄には専用のそうめんも売っていて、そこまで洗わなくても良いようである。

www.okifun.com

🍵🍵🍵

クエン酸回路を理解していると健康の維持に資すると思うのだが、生物系の専門知識なのでややハードルが高い。でも仕組みとしては簡単で、ビタミンB群と炭水化物を入力し、出てきたフリーラジカルをビタミンCなど(抗酸化物質)と対消滅させるだけである。関わる酵素や物質は多いけど。

これを勉強するのにfactorioみたいな自動化ゲームのmodとして実装するのがいいかもしれない。ゲーム内の工場の回路として実装させて、いかに豚肉やキウイが大事であるかを経験させる。
他にも生体にある数多の酵素反応を実装していくと、それだけで一つのゲームになるかも。ゲームバランスが悪かったらどうしよう。生体内にクソゲーがあるやもしれぬ。あるから体調不良に苦しむのでは?

8/26(月)

「なんかコーヒー生豆って安いよな?」と思って焙煎豆販売の利益率を調べてみた。これを知ってしまうとコーヒ業界から消されることで有名。そして、禁断の調査によると生豆を焙煎すると値段が最大で二倍くらいになるようだ。もちろん、今は生豆が高騰しているし、ガス代、家賃もあるから実際の利益率はわからないが、それなりの工賃を払って焙煎していただいているのは間違いない。

自分で豆を焼けるならそれが良いのだろう、と自家焙煎をやっていく覚悟を固めた。
知ってしまったので、夜道には気をつけるようにします。

これは安物のゲイシャ中深煎りと炭になった豆

🎋🎋🎋

コーヒーに限らずメイラード反応は旨味の素である。起きる温度は155℃くらい。
焙煎してて気づいたのは、水があるとメイラード反応はほとんど起きない、ということ。コーヒー豆は焙煎の初期に水を飛ばして、中期にメイラード反応、200℃を超えたら他のさまざまな反応が起きるらしい。

天ぷらでもテンパリングでも同じで、油の中でおいしさを生む反応が起きている。155℃という高温が大事だから当然ながら水があると反応しない。水が気化するのにエネルギーを吸収し、100℃に留め置かれてしまうから。だから炒め鍋に具材を入れる順番は重要で、水気が出ないように鍋内を管理する必要がある。水が増えすぎたら飛ばしても良いし、野菜の細胞壁の中に閉じ込めたまま表面だけ155℃にするのでも良い。ともかく水を入れる前に旨味を発生させること。それが調理の基礎技術っぽい。

8/27(火)

同僚と広島のお好み焼きが話題に。本物を食べたことのない同僚が「焼きそばを入れるんでしょう?粉もんと粉もんじゃないか」と言ったので訂正した。
広島のお好み焼きは粉もんではない。炭水化物のうち8割〜9割が焼きそばである。たしかに水溶き小麦粉は使うが、それは最初に作るクレープ状の「蓋」になるだけである。大阪の粉もん+白ごはんとは全く違うのだ、ということを切々と説明した(広島出身)。

www.otafuku.co.jp

8/28(水)

お米ないらしいよトークをしていて「タイ米うまいっすよ。湯取り法でいけます」と提案してみたが、炊飯器でふつうに炊く方法じゃないので「難しいですね〜」と返ってきた。たしかに湯取り法でタイ米を炊くのは異常料理趣味者だけである。

🍚🍚🍚

同僚は昨日鴨川でパンを盗まれたらしい。鳥に。
鴨川風物詩である。実績解除羨ましい。

 

はて鳥は何のパンを好むのだろうか。いろいろ並べて実験をしたらおもしろいかもしれないが、インターネットに怒られるのは間違いない。

8/29(木)

業務でAWS環境を使った実験をしようとしたら、ちょうどその瞬間にあるリージョンが障害になってしまった。スクリプトがまったく動かなくなり、ただ無為に待つ。サーバーエンジニアは基盤で障害が起きたときは祈ることしかできないのである。
幸い、大した障害にはならずにすぐに回復してくれた。

🪷🪷🪷

教養てなんだろう。昔から教養が必要だと言われるけれども、具体的に何なのかはわからない。教養についての本は大量に出ている。

www.cshe.nagoya-u.ac.jp

中世ヨーロッパ大学においては、聖書を読み解くための能力(論理、修辞、文法)と神の摂理による自然現象を理解するための能力(天文、算術、幾何、音楽)

 

彼らは古典語(ラテン語)を駆使して「いかに生きるか」に思いを巡らしました。教養とは古典語に精通することでもありました。

 

村上氏は「規矩」という言葉を使って、生きていく上で価値判断の基準となる自分なりのものさしを持っている人のことを教養があると表現しています。

古くは手段である。何か目的があって、それを実現するための手段。知識は手段であってそれ自体が目的ではない。近代的なのが価値判断基準としての教養。ここまでくると、知識ではなく倫理である。

改めて辞書を引くとこう。

学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。

やはり手段らしい。現代での用例も踏まえてまとめると、手段としての教養には二つの方向性がある。

  • 善く生きるための手段
  • 経済的繁栄・権力を獲得するための手段

前者が倫理とか価値判断の基準とか、あるいは文化・芸術に対する感度みたいな話になる。後者はお金稼ぎの手段からマウントのための道具までを含む。古くは教養が階級上昇のための手段だったが、手段が目的化して階級が上であることを示すための武器にもなっている。インターネット・啓蒙主義でのマウント大会では主に後者が使われる。

教養を手段として達成される目的はいずれも「いかに幸福に生きるか」である。経済的成功のための手段は誰でも必要だし、さらにそれを超えて、他者を圧倒して勝つことが幸福だという人もいるだろう。ただ芸術を堪能して心身を健康にすることが幸福だという人もいよう。

どっちか片方だけあれば良いものではない。ふつうは両方必要で、その比率をどうするかが個々人で変わってくる問題であろう。お金を必要とせずに幸福に暮らしている人が云々という寓話は昔からある。実際にそういう人もいるとは思う。

8/30(金)

楽天で買い物をしたら二回連続キャンセルを喰らった。おそらく楽天市場の不正検知システムによる自動キャンセルである。
心当たりはある。不正行為をしたのではなくて、アカウントが古すぎるのだ。十年ほど放置した熟成済みのアカウントで、当時と住所もカード番号も異なっている。システムがアカウント・カード剽窃を疑うのも無理はない。しかし一回弾くくらいで許してほしいものだ。
諦めてヤフーショッピングを利用した。全く同じ店が両方に出店しているのだ。もうヤフーの方でいいや。

🌲🌲🌲

台風が近づいていて「低気圧だイエーイ」と気圧を確認してたらアメダスwebサイトとヤフー天気アプリの値が違うのに気づいた。ある瞬間だけ違うのではなくて、ずっと異なっている。アメダスの方が低く出ている。観測点同じなのに。あと気温や湿度は完全に一致している。なんでなんだろう〜

スナネズミちゃんです

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