もしかして、保湿がすべてなんですか?
季節の変わり目に手足が痒くなり、掻きむしって荒れさせることが増えてきた。
今年も4月くらいから脛の皮膚が荒れてムヒで誤魔化していたのだが、先日ちゃんとクリームを塗ったら3日で治すことができた。
使ったのはキュレルの保湿クリーム。家に転がっていた。
皮膚をよくするのは保湿がすべて、みたいなtweetを読んだ覚えはある。きっとそうなのだろう。
よくよく考えてみると、ムヒを塗ってスースーさせると皮膚から水分が揮発するのではないか。ムヒを使うのはクリームを塗ってそれでも痒かった場合、あるいは虫に刺された場合に限るのではないか。
過去に皮膚科で「痒かったらムヒでも塗ってください」と言われて忠実に塗りたくっていたのだが、保湿をしたうえで、という条件を無視していたらしい。
反省して今では風呂あがりにクリームを塗るようにしている。キュレルのこのクリームは優秀で、夜に塗ったものが翌日の昼くらいまでふつうに残っている。そのまま風呂に入るまで塗り直さないでいい日もある。あと顔にも塗れる。
乾燥肌の人にはこちらがおすすめらしい。ちょっと固いタイプのクリームで強力。
ブルーバックスの『ワインの科学』を読んだ
水の話がいちばんおもしろかった。
お酒の熟成の話をするために水の話から始まる。
水は分子量からするともっと融点、沸点が低いはずなのに、なぜか0℃と100℃である。なぜなら水素結合があるから。
水分子が水素結合でつながっているので、より多くのエネルギーを与えないと飛ばないようになっている。水分子の数珠つなぎ構造を水クラスターと呼ぶ。
不思議なことに水はクラスターサイズによって味?が変わるらしい。疑似科学っぽさはあるが、ちゃんとした学術の話らしい。
水はクラスターサイズが大きいほどおいしい。クラスターサイズは低温やミネラルによって大きくなるそうだ。
逆に水分子がバラバラになっている状態だとまずい。高温だと分子の運動量が大きいので、水素結合は作りにくくなる。また、電子レンジで暖めた水はより効率的に水素結合が切断されているだろう。マイクロ波が直接水分子を動かすため。
電子レンジで再加熱した料理がまずい理由はここにありそうだ。
ここまで理解してようやく熟成の話ができる。
熟成とは、エタノール分子が水クラスターに入り込む現象である。エタノールが直接舌に触れず、水クラスターに包まれているから、味がまろやかになるらしい。
なので、熟成を進めるためには水クラスターが形成されていること、エタノールの貫入が進むこと、の二つが必要だ。おそらく後者に時間がかかるのだろう。
総評
科学の本として優秀。さすがブルーバックス。
副題にワインのさがし方とか書いてあるけど、この本を読んで喜ぶのは理系の酒飲みだけだと思う。
雑記
歯医者をすっぽかした。
その日のうちにリスケされ歯を清掃された。綺麗に維持できているそうな。
3ヶ月後の予定なんか覚えているわけがないのでちゃんとカレンダーアプリに記入することにした。
このところ体調がまともで仕事で集中できている。暖かいから冷え性デバフがないのだと思う。
ワインセラーでワインがうまくなったので食後に飲むようになった。とはいえ100ml飲んだら満足してやめている。
PSYのPVをみていて踊りが日本のと違うことに気づく。日本は縦乗り文化が弱いせいで踊りが世界標準と違うのだろう。
土井善晴氏の炊き込みごはんのレシピで、肉に下味をつけるよう指示していた。
なんで下味をつけるの?と思って調べたところ、肉がパサパサにならないようにしているそうな。タンパク質は塩で凝集する性質があるようだ。
実際に下味をつけて炊いた肉は味がしっかり残っていておいしかった。
ラーメンスープにも肉がパサパサになる問題があったはず。これも下味で解決するのだろうけど、スープに味を残すか、肉に味を残すかのトレードオフになるのだろう。
気にいったレシピを紙切れにメモしていたのだが、メモをなくしたり、追記ができない問題があったので、アウトラインプロセッサに書くようになった。
自分で文章を書くとよく覚えられるし、あとから参照するときも読みやすい。
ザワークラウトは発酵中期にひどく匂う。そのうち匂いがしなくなるので問題はないのだがちょっと心配になる。
いろいろ調べ回った結果、アミン類であろうと推測がついた。アミンは乳酸菌がアミノ酸を食べて作る。スペルミンとかヒスタミンとかが代表的な物質だ。これらは少量存在するだけで臭うらしい。
キャベツには少量ながらもタンパク質が入っている。これがアミンになる。
牛乳を原料とするチーズやヨーグルトにもアミンは入っている。とくにチーズはヒスタミンが多いようだ。乳酸発酵をする以上は避けられないらしい。
(二次元イラストの)イラストレータは食っていこうとすると大変だよなあと考える。
その人にしか出せない絵柄で差別化をするのがベストだけど難しそう。絵描きでなくても「この絵はxxさんだ!」とわかるくらいの差別化がいる。
ポーズは差別化がしづらいはず。奇抜なポーズにしたらわかりにくいだけだし、絵として成立するまともなポーズの範囲は狭そう。それにデッサンパワーがあれば誰でも真似ができる。
構図の技術もある程度は大事だろうけど、アニメーターほどは求められないだろう。やっぱり絵柄である。