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週報 2022/09/04 無印の「肩の負担を軽くするリュック」がよかった, ほか

無印の「肩の負担を軽くするリュック」がよかった

コミケ遠征以降、リュックと荷物の重さが気になっていた

もちろん荷物を減らすのが大事なのだが、そもそもリュック自体の重さもある。

今使っているリュックは今はなき河原町マルイの服屋でてきとうに買ったものである。リュック自体が重く、素材はぺらぺらの布である。リュックの形をしているだけの雑嚢だ。

 

リュックの性能の問題もあるのでは?と思って調べたところ、無印の「肩の負担を軽くするリュック」という商品があるのに気づいた。

その名のとおり肩の負担を軽くする構造を備えているらしい。特許も取得されており、構造的に意味はありそうだ。

www.muji.com

早速、無印良品の店舗に行って試着してみた。なるほどリュックそのものが軽いだけでなく、荷物が入っていても軽く感じるようだった。迷わず購入した。

この土日でいろいろ運んでみたのだが、びっくりするほど重さを感じにくいリュックだった。仕組みはよくわからないが、荷物の重さが肩の一点ではなく、背骨にかかる構造になっている。不思議である。これが特許技術の力なのか。

半オーダーメイドの靴を受けとった

ジムで猫背を修正し、歩き方を矯正してからというもの、姿勢への意識は高まる一方であった。

靴は姿勢の要である。説明不要。自明であろう。

しかし、私の足は3σくらいの外れ値な形をしている。市販の靴が合わないのである。ふつうに売られている靴はワイズがEとかEEで、日本人の幅広な足にはこれが合うらしい。だが私はワイズCである。履けるわけがなかった。

 

困ったあげく、今年の6月にオーダーメイドの靴を発注した

インターネットで検索し、近所の靴職人のお店を発見。突撃して事情を説明し、靴を作ってもらうことになった。

発注したのは二足。フォーマルなかっちりした革靴と、気軽に履くトラベルシューズである。前者は足型をとってフルカスタムで作るため、製作期間は1年くらい。のんびり待っている。後者は汎用の足型を使って、少し調整を行うタイプのもの。2ヶ月と少しで完成した。

納品されたトラベルシューズ

履いて立ってみると、勝手に背筋が伸びた。ちゃんと頭 - 背骨 - 腰 - 踵のラインが繋がって、地面に立っている感じがする。そして、歩いてみるとなぜか足の可動範囲が広がる。ちょっと意味がわからないのだが、なぜかそうなる。

あまりに良くて、受けとりに同行した妻氏もトラベルシューズを発注してしまった。妻氏も踵が細い悩みを抱えており、この靴が問題を解決したようだった。

靴職人さんによると、欧州や中国の人たちは踵が太く足がしっかりしているのに対し、日本人は踵が細いらしい。長らく土の上を草鞋で歩いてきたからこうなっているのだろうか。

 

この靴は粗雑に扱っても5年くらい履けるらしい。丁寧に使えばもっともつだろう。少々の故障であれば修理してもらえるので、気軽に履くのがよいのだと思う。

汎用の足型でこの体験なので、足型をとったほうの靴はどうなるのか。楽しみである。

雑記

ロシア点描を読んだ

ユーリィ・イズムィコこと小泉悠せんせーの本。ロシアの文化について書かれている。食文化、モスクワの様子、週末の過ごし方など話題はいろいろ。

www.php.co.jp

なかなかおもしろい本で楽しく読めた。イズムィコ氏の語りがお上手。落語の経験があって、おもしろおかしくしてしまうのだそうだ。また、内容も具体的かつ見知らぬものでよかった。すぐに読めておもしろいのでおすすめである。

 

読んで得た印象は「ロシア人は他人を信用しないのに、仲間だとみなすと濃密な付き合いを求める」だった。プーチンはロシア軍将校を信用していなくてマイクロマネジメントをしている話にも通じる。
ただ、身内だけ優遇するという態度はロシアに限らず普遍的なものにみえる。つまり、ロシアにおける人間不信が特別高いということなのだろうか。他者を信用しない文化であれば、西欧的な法が実効しないのも不思議ではない。

 

ちなみにイズムィコ氏がたびたび餃子ネタを出しているのは、モスクワ滞在中に自作するようになったからのようだ。どうしても食べたかったらしい。

LUUPにのってみた

先日、電動キックボードを借りて乗ってみた。

最高速度は15km/hと遅いが、立って乗る車はこれくらいがいいのかもしれない。
道は新町と油小路を選んだ。四条 - 丸太町間の中心部だが、車は少なくて走りやすかった。

交差点の一時停止は面倒ではある。逆走をする小型特殊自動車は、法的には一時停止不要なのだが、京都の交差点は自転車が飛び出してくるので、絶対にしたほうがいい。

LUUPの車体には問題があった。無駄にでかくて重いし、アクセルのUIがちょっと悪い。LUUPのポートには充電設備がないので、バッテリーが大量にいるのだと思う。

小型特殊車両の私有ができるようになれば、よい機体が出てくるのかもしれない。

二つ目の製麺機を購入した

ふつうのパスタマシンを買ってみた。二台目である。どうしても細麺を作りたくて……。

KitchenAidの製麺機も持っているのだが、電動は指が挟まれそうで怖いし、カッペリーニカッターが完全に壊れてしまった

というわけで、手動パスタマシンのATL-150と細麺カッターを買った。レビューはまたそのうち。

お仕事の話

そういえば最近仕事について書いてなかった。元気に実装をしております。一日に100行if err != nil { を書く日々であります。Go言語は最高です。*1

短期的な発表系の仕事も増えて忙しくなる予感。

体調管理

妻氏も私も微妙な体調が続いている。季節の変わり目というやつだろうか。
お灸をするとよくなるので、毎日お灸をしている。鍼灸はほんとうにおすすめ。

雑記の雑記

草だらけの、自然に帰りつつある公園を見つけた。ふつうは管理しろー!と怒りだす人が多いものが、私はもっとめちゃくちゃになってほしいと思った。日本の自然は放っておくとモジャモジャになる。それがおもしろい。

 

SNSには他者の側から自分を評価する人が多い。苦しみのもとである。アファンタジアの私からみると自他の境界が曖昧になっている事態である。とはいえ、曖昧さが悪いわけでもない。おそらく道具を身体化するのにも曖昧さが働いているのではなかろうか。

*1:嘘です。ちなみにif err != nil { だらけになって読みにくい、というとき問題はGo言語ではなく設計にある。構造化をミスっている可能性が高いと思う。