しゅみは人間の分析です

いらんことばかり考えます

週報 2024/05/12 京都食堂の謎メニューの魅力

5/4(土)

なんとなく朝マクドにする。モバイルオーダーをして手ぶらで店に向かった。何も持たずに歩くとフォームが綺麗になるのを思いだした。かばんもスマホも持たずに散歩をするのが理想。なかなかそういう機会はないのだけども。

マフィンを食べて朝のメニューは水気があることに気づいた。昼夜はコーラと飲むように作られているが、朝はまともらしい。水気のあるハンバーガーを食べたいときはモスなどにしなければならない。朝はマクドナルドでもいい。

食後コーヒーを煎れる。先日の「コーヒー装備が云々」の記事を思いだして円錐ドリッパーを使ってみたらたしかに味が変わった。ドリッパーの形状やペーパーの材質で味が変わるなんてコーヒーは困った趣味である。

🍵🍵🍵

今日も物置の片づけ。腰を痛めながらゴミを集めて袋に詰めた。
収納は衣装ケースがよい。抽斗でスタックできるやつ。現代の箪笥なのだな。
これまでバンカーズボックスという収納用の段ボール箱を使っていたのだが、縦に積むと引き出せないのでやめた。衣装ケースを買い足して、壁一面に積むようにする。

 

夜に妻氏の同僚と飲む。主に恋愛相談に乗っていたような気がする。「大学に生息する人間に興味がない変人を探すといいのでは」という結論が出た。

🍵🍵🍵

この席にいた三人(私を含む)とも、世間の標準から外れたがるのにどこか真面目なところがある。「ふつう」は嫌いなのに真面目さを捨てきれない。
端的に言ってしまうと「中途半端」さ。
食っていくために真面目であるとか、積みあげてきた実績を捨てられないとか事情はあるのだが、芯のところでは確固たる真面目さがあるのがおもしろかった。

5/5(日)

お昼に煮麺を作りつつ、だし汁に卵を落としてみた。月見である。
ところが卵を落として火をつけたままにしていたらアクがたくさん出てきた。先ほどまでアクは見当たらなかったのになぜ?
おそらくコンソメに卵白を入れるのと同じ効果がはたらいた。コンソメは挽肉と野菜をいれて煮立てて最後に卵白をいれてスープを綺麗にする。卵白にはタンパク質や脂質を吸着する効果があるのだ。

卵は火を止めてから入れること。あるいは器に入れて蓋をして半熟にすること。その意味がよくわかった。

🐜🐜🐜

貼るお灸というものがございまして、冷え性の人にはたいへん便利である。

www.sennenq.co.jp

原理としては貼るカイロと同じ。貼るカイロはでかくて重いが、お灸は小さいので貼っているのが気にならない。忘れてそのまま風呂に入ることもある。
おすすめの場所は大椎。首の付け根。私の場合は「冷えててなんかだるいな」というときに大椎にお灸を貼ると数時間はシャカシャカ動けるようになる。貼るお灸は冷え性人の電池である。

5/6(月)

連休最後の日。もうだめだ。
午前は低気圧でぐんにょり過ごす。長距離の散歩とランニングをしてきたのに体調は良くならず、帰ってきたら昼まで寝て過ごした。このごろ湿気だの低気圧だの気候が悪すぎる。

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干すとカチカチになる

こないだのたけのこがメンマになった。我が家には三年くらい生きてる糠床があるのだ。糠漬けにしたあと洗って干したらできる。

🐖🐖🐖

キャベツなのに紫蘇みたいな味がする

ザワークラウトも三年か四年やっている。さいきんの私の研究によると緑キャベツはとにかくくさい。炒めだといいのだが、煮物、漬物にするとくささが気になる。だからそういう用途では紫キャベツを使うこと。
今日はだいたい400g仕込んだ。塩2%にディル、キャラウェイ、クミンなどを入れてぎゅうぎゅう汁を出す。前のロットの汁と白ワインビネガーを加えて安定させワインセラーで12℃放置。来週には食べごろになっているだろう。

🐖🐖🐖

ずっと私を悩ませる緊張性頭痛がまだ続いている。夕方からじわじわと頭が痛くなっていき、夜にピーク。はてこれなんだろう。
薄々気づきつつあるのだが、おそらくカフェインの離脱症状である。眼鏡とか部屋の光源、ディスプレイの明るさをいじってみたが変わらず頭が痛む。セミの鳴き声みたいな感じでじーわじーわと。周期性があって心臓の拍動と同期しているようだ。心臓のセミの鳴き声がこめかみで感じられる。
もう残りの手はカフェイン漸減しかない。コーヒーおいしいんだけどなあ。

5/7(火)

これから何十日か祝日はないんだってよ。困ったわねえ。
忙しく朝の支度をして在宅勤務を開始。いきなり出勤は身体がついていかれないのでゆるゆるスタート。
しかし午前は会議まみれ。午後もレビューやログ消化で時間が取られて気がついたら夕方。昨日まではまったりだったのにいきなり忙しくて落差でやんなっちゃう。

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iPad Airを注文。日記とか週報はおもにiPad Proで書いていた。もう5年か6年前の製品でだいぶもっさりしていたので予定通りの散財である。
と、言い訳をするのだがさいきん出費が多くてちょっとげんなりである。必要なものしか買ってないのだが……。

 

バイスの数も絞りたいのだが、ラップトップがなかなかなくせない。インターネットをしてたまにKindleで漫画を読み、読書は物理、日記と書きものはタブレット、という生活だと実はMacBook Airがなくてもよい。そのはずなのだが、うっかり開いては数十分吸われることしばしば。スマホでも同様に吸われるが、ラップトップほど漫然と触ってしまう感じではない。そしてiPadがいちばん節制してコンテンツに臨める。次はもうMacBook Airを更新しないくらいの気持ちでやっていきたいものだが。

5/8(水)

出社日。いつもの時間に起きて妻氏を起こしたらやる気とやることがないとのこと。お仕事が暇な時期だから休むらしい。そういう選択も良いなあ。

 

会社で右往左往してたら19時になった。ややこしい問題A, B, Cが同時にやってきて混乱しながら倒した。全部倒せたのですっきり。

🍄🍄🍄

帰りに家の近くで同僚を見かけた。顔は見えていなくて体格と服の傾向、歩き方などからそう判断した。近くに住んでいることは知っていたという前情報もある。
方向が一緒なので意図せずつけていたところ、とあるマンションに入るのが見えた。エントランスで郵便受けをチェックしているのも確認。まめな性格だ。結局最後まで気づかれなかった。

この出来事からわかるのは「本気でストーカーされたら部屋番号まで簡単に調べられる」ということ。つぶさに観察してネトストも駆使したら家くらいわかるものなのだろう。探偵社の存在する意味がよくわかった。

5/9(木)

昨晩22時に昼寝?をしてしまって睡眠が終わった。急に冷えたのもありまともに寝られず朝になる。
さいきん朝になるとモルモット氏がPUIPUI鳴いて餌くれアラートをあげる。超能力でニンゲンが起きたのを察知してるのだと思う。じつはめちゃくちゃ耳が良かったはず。

guinea pig

🍛🍛🍛

自転車で通勤してたら今日も逆走太郎たちに遭遇した。全国的に自転車で逆走をするものは多いと思うのだが、京都の場合は道が細いので逆走太郎がいるだけで車が通れなくなる。どちらかが車道にはみ出すことになって危ないのだが、100%逆走太郎が悪いので頑として道を譲らないことにした。彼らは法令に違反している自覚がないので、ジェスチャー等で指示をしても無駄である。とにかく道を譲らないこと。そうしないと自分が車とぶつかってしまう。

🍛🍛🍛

革靴にはジャケットを合わせないといけないのに気づいた。今更?いまさら。
ソフトウェアエンジニアは服装がてきとうでいいので、ボタンのシャツにパーカーを羽織って出社している。なのに靴はスエードの革。気に入った靴がこれしかないのだ。

しかしパーカーと革靴がぜんぜん合わない。ずっと困っていたのだが、今日ごついスニーカーを履いていたらスニーカーはパーカーと調和するのに気づいた。
であれば革靴に合わせるべきはジャケットである。でもあんまりオラオラしたジャケットは好まないし合わないと思う。中性的な見た目をしてるので服が難しい。やっぱりカーディガンかしらん。

5/10(金)

在宅勤務でまったりお仕事。バグ調査が複数同時に飛んできてアワアワになっていた。
午後はやる気なくだらだら過ごす。

🌸🌸🌸

『京都食堂探求』を読んだ。

www.chikumashobo.co.jp

京都食堂とはうどん・そば・丼ものを取り扱う京都ローカルの大衆食堂のこと。独自のメニューが発達していて、地元民にも解読できないものがあるそうだ。
例えば

  • 花まき
  • のっぺい
  • しっぽく
  • 衣笠
  • 鳥なんば

など。これら上置き(のせるもの)の名前とそば or うどん(or 中華麺)などの台を指定すると注文が通る。
京都の文化として大事なのはしっぽくとのっぺいで、しっぽくは湯葉、卵焼き、椎茸、かまぼこなどを上置きにした麺料理である。しっぽくに餡をかけたらのっぺいになる。

京都食堂へ行ってのっぺいを注文してみた

特徴的なのは、何にでも餡がかかるところ。あらゆる上置きに餡かけバージョンがあるようである。餡かけには生姜が添えられることから京都の寒さ対策として発展してきたメニゥ(本書の表記)なのだと思われる。

けいらん

実際に食べてみると素朴で滋味溢れるおいしい料理だった。
店主の高齢化により京都食堂の閉店は相次いでいるそうだが、まだ数があるうちにいろいろと食べてみたい。

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