しゅみは人間の分析です

いらんことばかり考えます

毎日10分だけ家を片付ける行い

(別名2分間憎悪)

  • 毎日10分間だけ家の片付け、「扇風機をしまって加湿器をだす」といったルーチンでない家事を行います
  • 例外はありません、10分だけ捻出します
  • ルーチンではないが、いつかやらないといけない家のタスクなら何をやってもよいです

背景や問題

 我が家は共働き家庭です。家事は可能な限り自動化しており、食洗機とルンバ、衣類乾燥機があります。食器や洗濯物の処理、掃除は問題になっていません。ですが、それでも細かい雑事が溜まって家が散らかってゆきます。例えばAmazonの段ボールがリビングに放り出されているとか、本を出したままテーブルに放置しているとか。几帳面な人だけならば、問題にならないでしょう。思い立ったらすぐに片付ける、ものを使ったらすぐにしまうのが最強の戦略です。なので、この問題はどちらかというと雑な性格の人向けのものです。 

この方法の詳細

 家が散らかって耐えられなくなってから大掃除に着手した経験はありませんか? 夏休みの宿題最終日問題ですね。十数年生きても毎日少しずつタスクを片付ける習慣はむずかしいものです。ですが、「毎日少しずつ手をつける」方法は一般的に強力です。一発逆転は持続性がありません。また家の散らかりに発狂するのを待つだけです。

忘れずに片付けを開始する方法

 TodoリストでもGoogle Homeでも、あるいは人間でもよいです。うちの場合は私が忘れずにジョブを発火させられる性格なので人間の管理で成立しますが、Google Homeに呼びかけてもらうのも便利な気がしています。問題は「声をかけるタイミングを判断する」のが機械にとっては難しいタスクなことです。やんごとなき事情によって、毎日同じ時刻には実行できないことはよくあります。でも、時間をずらしさえすれば10分間捻出するのは容易だったりもします。ですので、PCやスマホの操作をせずに「あとでやる → 通知」のリマインダ設定ができるUXがよさそうです。

必ず10分で終える

 片付けに熱中して30分やってはいけません。ルールは厳格に運用するのが長期的に楽です。また明日の10分で続きをやりましょう。重めの片付けタスクであっても、1週間後にはすべて片付きます。

一人でやらない

 不在や体調不良でない限りは一緒にやるのがよいです。この方法は毎日の片付けを儀礼化することも意図しています。

 

ちなみに

  • 我が家では私が「2分間憎悪の時間です!」と叫んで片付けが開始されます

Apple Store京都体験

 今日は午後からApple Store京都へゆき、iPhone Xsを購入しました。iPhone 7を2年間使い続けていたので、よい頃合いでしょう。

 

 Apple Storeにはレジがありません。スタッフは専用端末*1で購入オペレーションや、決済を行うしくみになっていました。客は店員をてきとうに呼びつけてhoge, fuga, piyoをよこせ、と伝えます。購入手続きのあいだに待ち時間が少し発生するので、コミュニケーションポイントはそれなりに必要です。

 今日は(も)たいへん混んでいて、下取りと購入が完了するまで1時間くらいかかりました。開店して日が浅く、スタッフの練度も発展途上のようでした。iPhone 7の下取り手続きを依頼したのも原因です*2

 

 いちばん驚いたのは、液晶保護フィルム*3を買うとその場で専用の治具を使って貼ってもらえることでした。これは、iPhoneの収まるくぼみのついた2枚の板でiPhoneとフィルムを挟み込む構造になっていて、まず、蓋をあけてフィルムを敷き、つぎにiPhoneを所定の位置にはめ込みます。蓋を閉じたら、フィルムを覆っていたビニルを引っ張って液晶とフィルムを吸着させます。

 この貼り付けが、異常に精度のよいものでした。いまiPhoneの画面を見ても、どこにフィルムが貼られているのかわからないほどです。今まで貼ってきたサードパーティのフィルムだと、フィルムが画面より少し小さく素人の手作業による貼り付けのため、たいてい位置がズレていました。その点だけでも、Apple Storeで液晶保護フィルムを買う価値はありそうでした。

 

 iPhone Xsの第一印象は文字の描画がきれいになっている点でした。日本人の手に余るほど大きくなってしまったiPhoneですが、おかげで電子書籍の漫画は拡大しなくても読めるようになりました。ただし、スクロール時の画面のちらつき?が気になりました。iPhone 7から比べると有機ELディスプレイになったからでしょうか。しかし、計算機のオタクとしては、プロセッサが賢くなっているのでそれだけで2兆点です。Face IDも体験してみると合理的でした。10万円支払った結果の合理化もはたらいてますが、買ってよかったのではないでしょうか。

*1:iPhone 6が専用ケースに入っていて、背面にクレジットカードリーダーなどが搭載されている。ゴツい。

*2:スタッフがオペレーションの順序を間違えました。

*3:グレアとガラスの2種類があります。

木曜日: トラック運転ゲームをしながら放送大学

 今日は放送大学の日本語リテラシーの授業を聞きながらEuroTruckSimulator 2(ゲーム)でトラックを運転してました。トラックの配送はディジョンからドイツのどっか地方都市でした。ペイロードは小麦。

 

 この「日本語リテラシー」の講義、ただ教授が説明するだけの講義ではなく、謎のパペット(まーくん)が登場し茶番をやりながら、文章を書くことについて喋ってくれます。パペットの声は本職っぽいのでよいのですが、教授が若干恥ずかしさを交えながら引き気味に寸劇をやるのがたまりません。

 しかし、茶番がある割に内容はまっとうなもので、「日本語リテラシー」という講義で何をやっていくか、実務的な文章を書くさいに何に気をつければよいか、が説明されていました。課題の例でおもしろかったのは、「じぶんニュース」と「他者紹介」でした。「じぶんニュース」は、じぶんの身の回りに起きた出来事をニュース記事のように説明する訓練です。論文や業務で求められる実務的な文章は、誰が読んでも同じ結論を解釈できることが目的で、客観的な事実だけを書くように強調されてました。「他者紹介」は、友人や家族などのよく知っている人を客観的な事実だけで説明するものです。「他者紹介」の変形として、「他人の取扱説明書」を書くという課題も紹介されていました。結婚式の余興でそういうものがあるそうです。

 この講義、放送大学の必修科目として位置づけられているからなのか、おもしろさが圧倒的でした。

 

 「自分は日本語の読み書きや発声の訓練が足りないのでは?」という疑問に、ここ数週間のあいだ苛まれていたので、興味をもって継続できそうです。明日は、ドイツからベルギーへ荷物を運びながら、続きを視聴していきます。

土曜日

 土日の朝食はピザトースト、目玉焼き、蒸した野菜、エスプレッソを作るのが慣例となっていたのですが、血糖値(HbA1c)が周りの人より高く警戒ラインに入っていることがわかったので、ピザトーストが廃止となりました。妻も同じ値になっていたので、これは食生活でしょう、と。あと心当たりがあるのは肉を食べすぎてる可能性で、一人💯g(一食あたり)必ず食べていました。やりすぎなような気もする。欧米人なら問題ないのでしょうけど。

 というわけで今日が最後のピザトーストの日になりました。*1ちょうどオリーブの実もなくなったことだし、明日からは納豆と目玉焼きを食すことでしょう。エスプレッソは美味しいので続けます。

 

 今日は朝食後に日本語音声学の本を探しに行き、所望の本と現象学の入門書、お気に入り知識人である橋爪大三郎の本を買ってかえりました。漫画以外の本は物理書店で買うようになり、本を買いに行くと必ずおまけがついてくるので、本棚が積本で圧迫されてゆきます。

 帰り道で、「本屋でカゴの本がなぜか増えていく体験をAmazonでは再現できないのか?」という問題を考えていました。仮の答えとしては、「Amazonはもはや書店ではなく、汎用の商店であるから本屋の体験に特化していない」「商品おすすめアルゴリズムの共起関係は、様々な人の嗜好を寄せ集めて平均化するものである。それゆえ、平均値から外れた嗜好をもつとターゲットになりえない」等々。もしかすると、BOOK WALKERのような書物特化電子書籍書店なら、物理本屋に近いところまでいけるのかもしれません。しかし、私は「インターネットとディスプレイで伝えられる情報量が現実の体験に匹敵することは当分ありえない」という立場のため、これからも物理で本屋へ行き、いらん本を買っていくことになります。

 

 午後はfactorioを最初から遊びながら、放送大学の法学入門を聞いてました。今回は契約の話。最後の十分くらいで「契約は当事者の合意が必要だけど、実際の運用では一方(たとえば法人)の提示した契約を受けるか受けないかの二択だよね問題」が紹介されてました。これが一番気になるところだったのですが、詳細に立ち入られることはなく講義が終わってしまいました。

 

 夜は秋刀魚を焼き、味噌汁、蒸し野菜とともに食す。秋刀魚は背を抑えてアレすると骨が抜けてたのしいです。まだ旬ではないのか脂は少なかったですが、むしろ食べやすくて美味でした。

 

 おわり。

*1:朝食食べすぎていて、昼が遅くなりがちな問題も認識されていました

友人と雑談するためのVR身体

バーチャルユーチューバーにはさほど興味がないのだけど、知人友人と会議や雑談をするのにVR空間および機材を使うのは魅力的だと思っている。そのために、ふだんとは違う身体を使うのはひとつの選択肢。おそらく必要なのは表情と身振りくらいなので、顔と手をトラッキングすればじゅうぶん。もちろんソフトウェアエンジニアの表情筋が弱すぎる問題はあるが、それでも楽しいところはあるだろう。

三時間残業して帰宅後、入浴中に本を読み、その後三十分コードを書いて寝る生活が続いている。*1

*1:あと少しでリリースなので、その後楽になるといいですね