10/19(土)
本を買って美容院へ行きパンを買って帰る。あとは週報とコミティアの準備。
妻氏がさいきん麻雀動画にハマっている。
食事中、Mリーグを見ていてユニフォームが気に入らなかった*1ため「スーツを着たおっさんが仏頂面で打っている麻雀のほうがいい」と主張して最強戦に変えてもらった。
その辺にいそうなのに、妙にキャラが濃いおっさんたちが麻雀を打つさまはそれらしく、対戦内容も高度でよかった。美女たちが卓を囲む麻雀と違って絵面はあれなのだが、ゲーム観戦としてはおっさん麻雀のほうがいいのかもしれない。
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さいきんASD, ADHDについてよく調べている。状況証拠的に自分がそれらのスペクトラムのどこかに位置する可能性が高いと思われたため。
プログラミングをする人、インターネットの知り合い、大学の知人には発達障害の人が多い。特にソフトウェアエンジニアには異業種より多いと思う。ソフトウェアは予測可能なシステムで、ASDが認知的に好むものだから。
これまで接してきた人たちの観察とASD, ADHDの基礎知識を総合するに、以下のサブタイプがあるように思う。
併発してる人は多い。統計的にも数割のオーダーで併発するようだ。
綺麗に三つのタイプに分かれるものではなく、注意欠陥傾向メインの人でも多動的になることはある。ましてやふつうの、定型発達的な人が状況によって多動的になることもある。スペクトラム=傾向の強さでみるのが大事。定型の人もどこか変なところがある。
ASDだADHDだと言っても具体的な発現は人によって違う。ASDであれば「予測可能な構造を好む」「感覚の鋭さ、鈍さが凸凹している」という抽象的な気質が共通しているだけで、それがどのような行動に繋がるかはさまざまである。
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それで自分はどうなのかというと、軽めのASD傾向のみのタイプではないか。テキストへのこだわり、日課遂行へのこだわり、などから説明できる。ASD傾向の可能性を考えてなかった頃は「ちょっと変かもしれないがふつうでしょ」と思っていたのだが、強迫的に毎日同じ行動ができる人は多くないことを知り考えを改めている。ふつう週報を三年も続けない。日記はもう六年である。週報も日記も一日たりとも落としたことがないのである。明らかに定型的ではない。
ASD傾向は便利な説明原理ではあるが、結局「なぜ日課にこだわるのか」は説明できないし「生きづらさ」を直接解決してくれないものでもない。もしかすると丹念な自己分析によって、こだわりの抽象的原理が明らかになるかもしれないが、わかったところで行動が変わるわけではないのである。
「予測可能な構造」が好きだから自分を分析しているだけなのだ。
10/20(日)
週報を公開したら関西コミティアへ。いつもの同人誌売りイベントのサークル参加である。今回は京都市内の会場だったため楽に移動ができた。
午後に来場者が減り、暇になった妻氏はサークルスペースで麻雀をし始めた。雀魂アプリを起動しコミティア開場で、見知らぬ誰かと卓を囲む。スマホだと画面が小さいが、麻雀はおもしろいので暇つぶしには最高だった。同人イベント会場でネット対戦ができる時代でよかった。
たまに本を買う人が来るのでその間は私が代わりに牌を切るという塩梅。なぜか運が良くて二回の東風戦ともに一位をとれた。
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竹田は高架が多かった。近くに高速道路の入り口があるらしい。巨大な構造物があるとややテンションが上がるものだが、同時に交通量が多すぎて辟易した。
10/21(月)
家に帰ったら疲れのあまり手抜き調理をする。野菜と肉をたくさん入れただけの袋麺を食べた。回復したら焙煎業をした。マンデリンG1を丁寧に水抜きしてシティローストまで焼いていく。今回こそうまくいってほしい。もう渋味のあるコーヒーは嫌じゃ。
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日記の種をメモ帳に手書きしていたら漢字がいっぱい書けるようになった。三週間前はたとえば「調理」という漢字を書くのに2秒くらいかかっていたのが今では一瞬である。日常的に使う漢字であればだいたい出てくるようになって、脳が若返っている(?)のを感じる。文字を書くスキルは身体化されていて、デジタル漬けで錆びついても、使っていると蘇ってくるものらしい。義務教育の功績を感じる。
10/22(火)
妻氏が風邪をひいて一回休み。昨晩少し態度が変だと思ったら冷えと疲れで風邪になったようである。ズビズビしていてだるそうなので一日休をとってもらうことに。コミティアもあったし無理もない。
私も今日はダメだった。マットレス床置きで寝ているせいで背中が冷えてしまった。冷え性人は冷えると一日ダメになる。仕事は低調。会議に出て人とおしゃべりして負荷試験を少しやって終わりにした。
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夕食にたくさんのお粥を作った。生姜と鶏肉と細切れの野菜、塩、ほんだし、米一合、米の七倍の水を入れて煮込む。たったこれだけでレンゲが止まらない味になる。身体も温まるしよい料理である。消化がよすぎて腹持ちしないのが難点だけれども。
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今年も会社のインフルエンザワクチン予約システムが落ちた。弊社は毎年秋に社内でのワクチン接種が案内される。業務を少し抜けるだけですむので便利。しかし枠は限られているため争奪戦になりやすい。毎年奪い合いになることがわかっているので、さっさと打ちたいせっかちな社員が殺到してDoS状態になり予約システムが落ちるのである。
10/23(水)
数年前から人とぶつかるおじさんが問題になっているが、実は我々にとっても身近な問題である。例えば駅の階段、狭い歩道、車の多い道、逆走自転車などなど、ぶつかりそうになるシーンは多い。日本の道路はみんな狭いから。実際にぶつかることもあると思う。避けようとしてぶつかってしまうことも、ぶつかられることも。どちらの立場になっても良い気分にならない。ぶつかったあと、人間味ある小粋なトークが始まるならいいけど、そんなことはない。
じゃあどうするのか。人が多い道を避けるしかない。私の通勤路には大量の学生が発生することがある。学生は無神経なので横いっぱいに広がって通せんぼをしてくる。月に一回はぶつかってしまう。だからといってぶつかるたびに腹を立てては健康に悪いだけだから、多少遠回りになったとしてもスムーズに通れる不人気な道を選ぶべきなのだ。それがくよくよしがちな日陰者の生き方である*2。
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快適な通勤路に感動しながら会社へ移動し業務に励んだ。といっても急かされてるタスクがないので自分のペースでだらだら負荷試験をやるだけ。
夕方に帰ってきたら、今日も休んでいた妻氏が爆睡中だった。まだ風邪は良くならないどころか微熱が出ているそうだ。食べては寝てを繰り返している。コミティアで無理をしたという感じでもないが、季節が急に冬になりつつあるので夏だった身体が悲鳴をあげているのかもしれない。
食後、お灸を据えて背中を温めてやる。
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写真が難しいのは「思い出」とくっついているからではないか。「これいいじゃん!」と思ってSNSに投稿した写真が他者にとってはそうでもないことはよくある。逆に特に価値があると思っていなかった写真が気に入られることもある。好みの問題はあるにはあるが、そもそも体験の差異が本質。写真を撮った人はその場へ行きたくさんの情報を吸収してきたのに対し、そこにいなかった人たちは一枚の写真の限られた情報しか得られない。「思い出」は持ってないのだ。撮影者は「思い出」を付着させた主観評価をしてしまい、その写真で撮影現場の良さを伝えられるか判断できなくなる。思い出深い場所ならば、一年後に写真を選んでも難しいかもしれない。
逆に記憶を引き出すための索引でしかないと割り切るのもありだ。とりあえず日常の瞬間を記録しておいて、あとから見返して記憶を引き出すのに使う。動画でもいいが写真だとひとめで思い出せて効率的。今のスマホカメラはむしろ、そういった使い方が主ではなかろうか。
すると「カメラ専用機を買う意味とはなにか」という問いが出てくる。カメラ専用機でしか人に伝わる(芸術的な)写真は撮れないのか?専用機でしか撮れないものはあるかもしれないが、ほとんどのケースではスマホで十分なのではないか。なぜなら写真で大事なのはタイミングだから。瞬間を切り取る芸術だから。被写体が事件や事故の場合はタイミングが大事だが、風景や雰囲気を残すのであれば大きなセンサーを積んだカメラ専用機が必要*3、という議論もできる。雰囲気と人を同時に残したい、であればより広い被写体で通じる論理にはなるかもしれない。問題は大きなセンサーのカメラが鈍重でモビリティに欠けること。重いカメラのせいで瞬間を撮り逃すことがあるかも。ここのトレードオフを解決するカメラがあればいいのかもしれない。
10/24(木)
妻氏ダウン継続中だが快復の兆しあり。お灸と昼寝と食事で治したことになる。夕方に元気になってきてマクドのダブチを食べたそうだ。体調が良くなる頃にアブラモノを食べたくなるとのこと。よくわからん。
お粥はおいしいので毎日でも食べていいのだが、腹持ちが悪すぎて夜食を食べたくなるのが気になっていた。これより日常に戻る。太りすぎないですんだ。
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飲み会から帰ってきたら絵が届いていた。柴田是真という日本画家の作品。江戸時代末期から明治中期にかけて活動していた人。その画家の「大黒ねずみ」という絵を数年前から気に入っていたのだが、つい先日一万円で売られているのを見つけた。一万円なのに本物らしい。なぜなら木版画だから。たくさん刷られたうちの一枚だから安価で手に入るのだろう。
あとで調べたところ、20世紀に復刻版の浮世絵を作っているグループがあり、そのバージョンではないか、ということがわかった。絵のサイズが違うため。
ラクマで買って、届いて見てみるとたしかに「大黒ねずみ」である。ヤフオクとかメルカリにも出ていた品なので偽物の可能性を疑ってしまうのだが、絵描きの妻氏の目をもってしても本物らしいとのことなので、そう思っておくことにする。見分けがつかないのであれば本物である。その絵が壁にかけられて日常に馴染むことが大事なのだ。土日にふさわしい額縁を買いにいくことにした。
あとはマティスの金魚の絵が欲しい。十数億円するのでこちらは複製画で。
10/25(金)
昨日の飲み会で中華を食べたために睡眠が悪化。ややピリピリした体調で一日を過ごした。なんで中華で寝つきが悪くなるのか不明だが、同じような体験をした参加者が他にもいたので再現性ある事実であろう。花椒とか唐辛子とかたくさんの油とか、心当たりはある。酒はほとんど飲んでない。
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コーヒーの生豆を手作業で分別していると変なものが出てくる。噂によると🌽や🦷が出てきたこともあるのだとか。釘、木片、石ころはふつうのレア度。私が引いたことがあるのは動物の毛。なんの動物なのかはわからないが、明らかに人間のものではない。国によってはロバや牛を使って生豆を運んでいるのだろう。
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アファンタジアとASDが関係あるかも?的な論文を見つけた。ASDのなかにイメージがビビッドな人たちとmind blindnessな人たちがあるらしい。どちらも脳神経の接続構造が定型と異なっていることから説明できそう。
リンク集
困った困った
中判ではマミヤのオールドレンズが良いそうだ
いい増田
ホンジュラスのコーヒーが良いのだが治安は最悪という文脈で調べた