これを読んで気づいたのが以下。
ソフトウェア開発に代表される知的労働者は生産手段が労働者に属しているので、構造的に資本家に対して強いのだなぁ。
— ╹◡╹ )< よく噛んで食べる (@non_117) 2017年5月21日
資本家に属さない上に成果物が複製可能な生産手段たしかに革命的で、意識が高くなるのも理解できた。しかし、競争という観点では必ず組織が必要になるのでほげですね。
— ╹◡╹ )< よく噛んで食べる (@non_117) 2017年5月21日
同時に属人化は回避しえないという結論も導かれます。
— ╹◡╹ )< よく噛んで食べる (@non_117) 2017年5月21日
AppStoreの上位が企業によるアプリケーションで占められているように、いくら生産手段が労働者に属しているとはいえ、分業と豊富なリソースでの殴り合いに個人は勝てない。そういう意味では富と人間を集約した労使関係が必要にはなるのだけど、会社組織の構成員はそれぞれ生産手段を独占しているので、資本家が生産手段を有していた時代に比べるとだいぶ労働者が強く、マネジメント層は労働者と仲良く働いていく必要が出てくる。
基本的にみなさんがエンジニアと呼んでいる労働者は、優秀であればあるほど上司や会社の言うことを聞く必要がない権利を有しているので、優秀な労働者を使ってうまくやっていくには快適な労働環境や労働者が共感できる文化が必要なのだろう。
このことにGoogleは相当前から気づいていたようで、組織に跨る文化を何よりも重視していたようだ。
How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/10/09
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属人化の問題はどうしようもないので、ユビキタス言語とか言い出した人がいるのかもしれない。