*1:もっともよくあるのが、「そんなことは知っている」のバイアスだと思ってます。そしてかなり有害。
*1:もっともよくあるのが、「そんなことは知っている」のバイアスだと思ってます。そしてかなり有害。
ということまで理解しているが、実践するときに忘れがちなので困る。
ある日、「最新技術を使いたいが、ベストプラクティス(定番の手法)がなくて困る」的なことを耳にした。当時は何も思わなかったのだが、最新技術とベストプラクティスは両立しえないことに気づいた。
最新技術とはなにか? ベストプラクティスとはなにか? という定義論的なつまらない議論をすれば、いかようにでも言えるのだけども、素直に解釈するならば最新技術の領域にベストプラクティスは存在しない*1。皆様で試行錯誤をして、局所最適解を見つける課程にあるからこそ、最新技術なのではないだろうか。
たしかに、試行錯誤を行う一員に自分が加わり、最適な設計を模索するのはリスクが高い。それゆえ、頭をあまり使わずに「いい感じの設計」を享受することができるのは、ある程度枯れた技術のみということになる*2。これは最新の領域への関わりが本質的に投資行動であることを導く。投資には必ずリスクがあり、技術(手段)の選択もリスクを伴う投資である。判断には誰かが責任を取らなければならず、あてが外れたら負債が最大化する前に処理をしなければならない。
私の少ない経験から得られている教訓は、システムの根本原理を抱えるロジックはPure * Objectにすることである*3*4。本質的な部品に依存が少なければ、フレームワーク・ライブラリが変わっても言語が変わらない限りは負債処理がやりやすい。Pureなオブジェクトにこだわるのがベストプラクティスなのではないか? という疑問も出てくるが、この手法は<ベストプラクティス>ほど頭を使わないで済むものではないので、世に求められているそれではないだろう。
先日の地震は玄関を開けた瞬間に立ち会うことになった。日曜日の夜に遊びすぎて睡眠に失敗した日で、限界まで二度寝をした朝だった。さいきんは朝ごはんに納豆を必ず食べるようにしていたのだけど、あまりに時間が逼迫していたので急いで家を出ているところだった。
地震を認知した瞬間に、規模の大きいものだとわかったので、すぐに部屋に戻ってペットのケージを抑える行動をとっていた。一応ケージを棚に固定はしていたのだけど、万が一逃げられでもしたら、めちゃくちゃ面倒なことになる。固定の度合いを考えると、メタルラックに無造作に置いた食洗機が危ないのだけど、とっさに選んだ行動はペットの脱走阻止であった。*1
地震後は、「地震の報道が気になって業務にならない」「ねむい」という理由で午前休ということにした。ベッドに入って寝直そうにもタイムラインの情報が気になって寝付けなかったが。
結局いまのところは大きな余震あるいは本震が起きていない。同僚の中にはすでに安心しきっている人もいるのだが、大丈夫なのかなと思っている。*2防災対策はちゃんとしていたのだが、転倒しやすい家具があったり、棚の上に重い物を転がしていたので、全般的に改善しているところだ。非常食セットも袋に入れて寝室に置いてあるのだが、カップ麺などは間食として平時につまみ食いされることがわかった。常に補充し続けるか特殊な非常食のほうがよさそうである。
むむさんの「白熱ビール教室」に、「ビールを飲むとナトリウムが不足するのでわれわれは塩辛いものを食べる」旨のことが書かれていた。ここで本日思いついたのが「つけものとビール」の食べ合わせである。ちょっと変な感じがするが、別に例のないことではない。和風ぽい居酒屋ではキムチをおつまみにできることは珍しくないし、実際につけものを供する店も存在するだろう。
つけものの利点とは、ヘルシー❓であること、塩分が豊富であること、旨味があること、腹が膨れにくいことだろうか。さらに、さまざまなつけものが存在すること、食感が楽しいことも挙げられる。摂取カロリーにキャップがかかりはじめた30代付近の人々にとってはよい選択肢ではないだろうか。私はもう飲み会でポテトをゆっくりと食べるよりは、つけものをポリポリかじるほうがよいように思えてきた。