7/29(土)四つ葉を引く、ジャパナイズド異国料理
法事があり知恩院で読経を浴びた。エリート僧侶によるお経は上手だった。ラップめいていてリズムがよい。
ことが終わったら中華を食べて解散。中華はおいしかったが最後のデザートが巨大かき氷で難渋した。冷たいものそんなに食べられない。
そういえば移動に使ったタクシーが四つ葉だった。幸運。
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この頃人付き合いによって二回にわたって(高めの)中華を食べたが、どちらも和食っぽいアレンジがされている気がした。京都の料理店は観光客に売る側面が大きいから仕方がないのだろうか。
中華に限らず、日本人向けの異国料理店はジャパナイズ改造されていることが多いのではないか。商売のためには仕方がないので、諸外国の変な?料理が好きになったら自分で作るしかなさそうである。
7/30(日)冷やし中華になんでも入れる、猿まね学習法
昼は冷やし中華。玉ねぎを入れてみた。キュウリと一緒に下ゆでをしたら辛味が抜けておいしくなる。食感がよい。
タレは自作。白ごはんドットコムのレシピは複雑すぎたのでクックパッドにした。シンプルな混ぜるだけのレシピだがじゅうぶんうまい。こういうところでクックパッドは役に立つ。潰れないでくれ〜。
ガスパチョも一瞬だけ火を入れた野菜で作るといいのかも。夏バテに食べやすいものを、という趣旨でガスパチョや冷やし中華を食べるのだ。であれば火は入れたほうがいい。火は消化装置である。
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7月初旬から他人の猿まねをしてスキルを盗むようになった。何も考えずに行動を真似てみるだけ。そうやると、あとから行動の意味がわかって知識やスキルが増える。具体的には「責務とか気にせずその辺に落ちている問題を拾い食いするスキル」が身についた。
それ以前には「本になっているもの」「言語になっているもの」からしか学習ができなかった。今は猿まねで言語化されてないものを食べられるようになっている。ちょっと負荷はかかるけれども。
これって自然科学みたいだな、とも思った。観察を大事にしてそのあと言語にするやり方。私にとってはまわりの人間も自然である。
7/31(月)はとぽっぽ、『唯脳論』を読んだ。
はとぽっぽぬいぐるみが届いた。予想どおりかわいい。その辺に転がしておいたらびっくりするくらいにははとぽっぽである。
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養老孟司の『唯脳論』を読み終わった。「哲学とか知らんし、すべての基礎は脳だろ」と至極まっとうなことを言う本。養老孟司が若い頃に書いているのでキレッキレ。
前半の山場が脳を見る脳について。これは先週の週報で書いた。意識とは脳を見る脳である。
後半は、脳の溝の前後で脳の機能がまったく異なる話。前半分は運動および判断をする「意思」と関わる脳で、後ろ半分は視覚や聴覚など、認識に特化した脳である。この二項対立構造はそのままポスト構造主義と構造主義の対立と一致する。
思想の変遷も脳のモジュールのどこを使うかの対立にすぎない、とするのが養老孟司である。納得感はあった。
8/1(火)出汁味なのが和食、木を植えたい
夜は肉野菜うどんにした。昆布と鰹節少量で出汁を引いて出汁がらごと食べた。本気で出汁を引くと昆布片がたくさん出て食べられなくなるのだが、出汁の濃さを控えめにすると現実的な量になって食べられる。以前は出汁がらを冷凍して後日佃煮にしていたが、今は面倒がってその場で食べている。
こうしてできる出汁は和食に比べると薄めだが、濃くなくてもふつうにおいしい。完飲してしまった。
和食で濃い出汁を必要とするのは、素材の味を抜いて出汁で染めるからだろうか。何を食べても出汁味なのが和食という印象を持っている。
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あっ木を植えたい。
友人がシャインマスカットとイチジクを飼い始めたのをみて、我が家にも常緑樹が必要だと確信した。ほんまか。
できればベランダで越冬できる種がいい。ブドウでもいいのだけど、京都の過酷な環境でおいしいブドウができるのかは疑問だ。
候補は月桂樹かオリーブ。
そういえば発酵の本を読んだとき「オリーブの実を食べられるようにするには乳酸発酵が必要だった」という記述を読んだことがある。オリーブにはオレウロペインという苦み物質があるのだとか。
ご家庭ではワインに漬け込んだり、乳酸発酵でオリーブの実を食べられるようにする。工業的には苛性ソーダで処理する。
発酵は好きなので一度実験してみたい。「もう食べられるかな?」と取り出して食べては渋い顔をすることになるだろう。
8/2(水)問いの構造を理解させたら仕事は終わり
業務でややこしい検討をしていると、中核メンバー数人しか問題を理解してなくて周りが置いていかれることがある。
喩えるならば、子供の頃に両親がしていた難しい話だろうか。お金とか墓とか。知識や考えた経験がないと、ついていけないタイプの議論がある。
核家族だと議論できる人が大人=両親しかないのでそれでいいもいいのかもしれないが、仕事の議論では置いていかれる人が少ないほうがいい。目玉の数が増えるほうが、議論の客観性が担保できるから。また、古参だけが理解して勝手に決められるよりも、チーム全体で問題を理解して決定したほうが士気はあがりやすい。自分(たち)で決めた感が出るから。
しかし現実には一部の人しか理解できないことがある。ややこしい問題は人に理解させるのが難しいから。理解の前提となる経験や知識には人によって偏りがあるから。知識は解説すればいいものとして、問題構造が複雑な場合が大変だ。混み合った問題をわかりやすく表現するのはふつうに難しい。
哲学だと論点を整理して問題を理解できるようにすることを「問いを立てる」と言う。大事なのは問いに答えることよりも、問いを立てることである。そして、もっと大事なのが立てた問いをわかりやすく表現すること。せっかくよい問いを立てても他者が理解しなければ意味がない。
先日、「気合いを入れて資料を作り丁寧に論点を整理して会議に臨んだら、皆がすぐに理解して先の議論へ進んでしまう」出来事があった。「あっさり理解されてしまい、自分では思ってもみなかった方向へ議論が進んだ」と若干ショックを受けたのだが、あとからふりかえるとそれでよかったことがわかった。
せっかく目玉がたくさんあるのだから「問いの構造を理解させたら仕事は終わり」でもよいのだ。
8/3(木)二重線の路側帯は運転手から見えやすい
道路の端っこの路側帯には二重線のものと一重線のものがあるのを知った。二重のほうは歩行者専用で、車も自転車も入ってはいけない。通行どころか停車もダメ。
そんなもんどこにあるんや?と思っていたが、帰りに通勤コースを歩いたらふつうに見つかった。
通りによってあったりなかったりして基準はよくわからない。二重線が引かれているにしてもたいてい片側だけ。運転席に近いほうが二重線になっていた。つまり車の進行方向に対して右側。右側の路側帯は運転手が把握しやすいので、そっちが歩行者にとっても安全ですよ〜ということになっているのだろう。
なお、誰もルールを守らないので、歩行者専用の路側帯に駐車されてるし、内側を自転車が暴走するのであった。
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頭寒足熱はほんとに大事なようで、腰から足だけを暖めるとにわかに体調がよくなる。冷え性人間は真夏であろうと毛布でぐるぐる簀巻きにならないといけないらしい。
8/4(金)新ブックスタンド、ブーケガルニ売ってた
新しいブックスタンドが届いた。これまではAmazon定番のブックスタンドを使っていたのだが、先日、背面の傾き調整部品が割れてしまった。大きくてちょっと使いにくかった不満もあり、カール事務器の商品を買ってみた。
畳むと5mmくらいの厚さになって非常にコンパクト。本の保持力もちゃんとある。何より壊れそうな可動部が見当たらない。
ただ、文庫や新書などの薄い本の保持は得意ではなさそう。300ページ級の本に向いたスタンドである。
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暑くて食欲がない。
「無理に食べなくていいよ。量より質で食べたらいいよ」という記事を見かけた。
とにかくたんぱく質を切らさないようにしたらよいと解釈している。豆腐が便利。
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この頃ぶどうばかり食べている。
ぶどうは太い枝から切り離して野菜室で保存すると日持ちするらしい。実の水分が枝に吸われちゃうのだとか。
一粒ずつ切るのはやってられないので、4つ単位くらいで雑に切っている。こういうのは丁寧にし始めるときりがない。
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フランス式一汁一菜、通称イーブイの記事で「ブーケガルニを素人が作れるわけがない」と書いたのだが、ふつうにS&Bやmascotがブーケガルニを売ってるのを知った。無知〜。
ティーバッグみたいな出汁パック(フランス)にハーブがいろいろ入っているらしい。価格も安いので気軽に使えると思う。