しゅみは人間の分析です

いらんことばかり考えます

週報 2022/12/18 猫背の克服, 読書感想, 近況 など

近況

日が沈まないうちに家事をする

先週の週報で「暗くなってから移動すると落ちこむ」と述べた。同様に、土日の家事も明るいうちに片づけるのがよいことがわかった。食料品の買い出しは昼間からやるし、調理や掃除も夕方のうちに。そうすると夜は休むことができる。なにより日が暮れてから家事をするとなんだか焦るのだ。土日も明るいうちに仕事を終わらせるのがよい。

自転車のメンテナンスをした

通勤にロードバイクを使っている。学生時代、たしか2011年頃に買ったもので、当時のTwitterの知り合いにそそのかされて買った。下宿と工学部のキャンパスが数km離れていたという事情もあった。その後、京都に引っ越したり就職をしたりと変化はあったが、この自転車は使い続けた。就職をしてお金に余裕ができたらメンテナンスに出してみたり。

先日、この自転車のタイヤがパンクしてしまった。自転車屋に持っていくとタイヤがひび割れているのを指摘され、前後のタイヤとチューブを交換することにした。修理から戻ってくると走り心地が全然違うのに驚く。なるほどタイヤは消耗品である。11年も使い続けるものではない。

また、ヘルメットも買い替えた。ヘルメットの耐用年数は4年程度らしい。これも11年使っていた。たいへん危険である。ヘルメットは潰れることで頭部を守るのだが、潰れるクッション部分が経年劣化するようである。タイヤといいヘルメットといい、肝心なところをメンテナンスしてなかったな、と思った。

残業サポート

妻氏の仕事が佳境らしく、連日残業である。帰ってすぐ温かい夕食が食べられるとよかろう、と思って帰宅するタイミングを狙って調理をしている。自分のぶんは先に作って食べる。二度手間で面倒では?と思われるかもしれないが、最適化された一汁一菜システム*1のおかげで調理は5分だけである(加熱は10分かかるが放置でいい)。5分投じるだけで用意できるならそうしたほうがよい、と思って毎日やってみた。

年末ふりかえり

準備中。今年からは年報と呼ぶべきであろう。1年ぶんの週報を読んでふりかえっている。

戦争準備

どうやら数年以内に戦争が起きるようだ。最悪の想像までしたあと、命が残ればいいかな、と思った。労働ができればどうにでもなる。

読書

『現実逃避してたらボロボロになった話』

サービス: ○, 内容: △

膵炎に興味があったので読んだ。序盤はおもしろかったのだが、後半はダメだった。人生切り売り系はおもしろくするのが難しい。ただ自分の内面をひけらかすのはサービスではないのだ。

自己愛について考える

永田カビの漫画を読み、自己愛が問題になる人は多いな、と思った。知り合いにも自己愛に問題を抱えた人がちらほらいる。これ自体はおもしろい問題だと思って、自己愛および愛一般について考えてみた。

手短に結論を述べると「なんでもお金で買える社会は、なんでも取引になることを意味する。必ず対価が要求される社会において、他者から永続的な愛をもらえる状況はありえない。愛は自分で自分に与えることしかできない」である。この論考は清書が面倒で捨ておかれているが、なんとか年末休暇に書きたい。

『タイのひとびと』

サービス: △, 内容: △

旅物エッセイ。あまりおもしろくない寄りのふつう。

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』

サービス: ×, 内容: ○

知人が褒めていたので読んでみた。たしかによいところもあるが、全体的に説教くさい本だと思った。アメリカ的な上昇志向と冗長な語り口も鼻につく。あまりおすすめはしない。

よかったのは中盤。「複利は生活にも適用できて、毎日の積み重ねが結果につながる」「基礎知識、基礎教養を身につけてシンプルに世界をとらえる」という主張には同意できた。以下の幸福の定義もよかった。

私にとっての幸福は欲望のない状態、とくに外的なものへの欲望がない状態だ。欲望が少なければ少ないほど、物事をあるがままに受け入れることができるし、心が雑念で揺れ動かなくなる。
p146

猫背の克服

ついに猫背を治した。

猫背を治すとはなにか。正しい姿勢を理解し、その姿勢を維持したまま歩けることである。

きっかけは月一の社交ダンスレッスン。指導をする先生の姿勢をみて、何が正しい姿勢なのかを理解した。その後、正しい姿勢で歩いていたら、猫背が治っていることに気づいたのだ。

正しい姿勢とは?もちろん言葉で説明するのは難しい。無理に表現をするならば「身長計測の器具に背中を沿わせる感じ」である。少なくとも胴体の上半分はそうするのが正しい。上半分は、と述べたのは下半分は違うからである。背中を反らせすぎると反り腰になって腰痛を招くので、お腹はドローインで締められていないといけない。胴体の上側は仮想的な棒に沿わせ、お腹は常に締めておくのが正しい姿勢である。こうすると、脊椎のカーブも理想的な形になる。

 

克服するのに6年かかった。最初はジムの姿勢・歩行指導を受けた。今ダンスを習っている先生が姿勢指導のレッスンを開いていて、月1回の指導を1年くらい続けた。1年か2年経った時点である程度姿勢はよくなり、知人から別人と間違えられるようになった。しかし、最後のコツを習得するのに4年かかった。このコツは非常に微妙な違いで、他人からみたら胸骨の角度が5°変わったかな?というくらいだと思う。でも、この細部を身につけない限り猫背が治ったとはいえない。頭は重いので正確に胴体の上に載せていないと首は凝ってしまう。

そんなの気軽に治せないじゃん、と思われるだろう。しかし姿勢とはそういうものだ。数十年かけて培った癖なのだから変えるのには数年かかるのも不思議ではない。

京都付近に住んでる方には松村先生を紹介できるのだが、他県の方であれば『日本姿勢と歩き方協会』に所属するトレーナーを探すとよいのではないだろうか。

shisei-aruku.com

*1:前日にタッパーに詰めておいた野菜を煮る、魚は塩をかけてけむらん亭で焼く、米はタッパーに詰めたものをレンチン