4/27(土)
10時に起きて走ってパン屋へ。食べたら寝た。起きてまた寝て15時に。そんなめちゃくちゃな連休スタートである。パンはおいしかった。
ダメな日だということはわかっていたので、家に籠もって読書や週報執筆をしていた。食事はめちゃくちゃ。だらける日、我が家の食事は拾い食いモードになる。家にあるもんを拾って食う。
🐨🐨🐨
生活の「しくみ」
はてなブックマークには日々「読書法」「思考法」「継続する方法」みたいな記事が集まって1000ブクマを獲得していく。書店の自己啓発書コーナーみたいだ。皆さん関心がありつつも*1実践に苦しんでいる。
連想して、先日引用していただいた記事を思いだした。
結論からいうと、日記の継続に必要なのは技能ではなく、しくみである
gonzarezmm.hatenablog.com
そうだった。すっかり忘れていた。私は「自分を制御するためのしくみ」を作って日々メンテナンスしているのだった。
あらゆる習慣化は「しくみ」作りである。
例えば「自分はなぜかカフェへ行くと読書が捗る。家だとスマホにやられてしまうので土曜日は必ずカフェへ行く」というような「しくみ」。大事なのは「なぜか〜があると〜してしまう」というところ。自分の癖や周囲の環境を観察し分析して*2、癖をハックするような「しくみ」を作る。原理や手段はなんでもいいからうまくいくような「しくみ」を自分専用に作るのだ。
なんで私は「しくみ」作りばかりするようになったのか。2019年に「毎日ちょっとずつ進めたら遠くに行けるじゃん」という発見をして習慣化に凝るようになったのだ。その過程で「自分の生態に合わせるしかない」という諦念に至ったのである。それが 2019年ふりかえり に書かれている。細部の方針は変わっているが、原則は今も同じだ。
5年経って思うのは「「しくみ」たちのうち「日記のしくみ」が特別な地位にある」ということ。日記はメタな「しくみ」になっていて「運動習慣のしくみ」とか「読書習慣のしくみ」を統括して反省し、それぞれの「しくみ」の軌道修正をする場にもなっている。何らかの習慣化をしたい場合には、まず日記を軌道に載せるのが大事だ。
「こんなん窮屈でやだ」「生活に効率を求めるなんてダサい」という話もある。何でも習慣にしていくと生活が習慣だらけで隙間がなくなってしまう。昨年末に私はこれで苦しんでいた。習慣を作りすぎるのも考えものである。習慣を作って定着しすぎると無意識に実行されるようになり、最終的に自動化されたシステムたちが牙を剝くのだ。「趣味を100個同時実行したい!」とかは不可能なのでてきとうなところで諦めること。
4/28(日)
あちこち買い物。北山のスパイス屋さんへ行きカレー四天王スパイス*3を買ってきた。カレー修行をしているとスパイスがすぐになくなるので大きめのロットで買うのだ。ネットで買わないのはローカルな、足を運べば買える場を大事にしてるから。その辺にあるものをネットで買うのが嫌なのである。
帰り道、妻氏が北大路イオンで買い物をするあいだ、ベンチでベルクソン関連の哲学書を読んだ。喧噪のおかげで集中して読めて良かった。スマホの電池も減らないし。
本って電池使わずに暇つぶしできるんですよ。すごいですね。
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味を盗んで再現する
昼はDiDiでカレーを食べる。ふつうのカレーじゃなくてターリー(インド大皿定食)を注文したら「時間かかりますよ。ほんとに頼むんですか?」と聞かれた。作りたくなさそうだったが、その気配を察せずに「大丈夫です待ちますよ」と言ってしまった。
出てきたターリーはライタがほとんどヨーグルトそのままで、やる気のなさが現れている。というか滅多に注文されないから油断してたのではないかな。私だったらそうなる。
いつの間にかこのお店は営業時間が短縮されていて夜営業はなくなった。11時から17時までの営業ということになっているが突然15時に閉まったりする。この日も我々が食べ終えたら店じまいのようだった。店主はもうやる気がなさそうである。
あと十年ももたない気がするので味を覚えて帰った。もうほとんど再現できるところまで来ていると思う。
4/29(月)
眼鏡がないと書けません!
うっかり昼まで寝てしまう。いい生活なのだが自律神経がバグって生産性は地に落ちる。休みでも早寝早起きをしましょう。
妻氏が眼鏡レンズを交換するというのでついていく。眼鏡市場で安物のレンズを入れたら一年も経たずに劣化したらしい。反省しちゃんとした眼鏡屋で発注する。絵描きの妻氏にとって視覚は重要である。
眼鏡屋の紳士おじさん店員に対応される。物腰柔らかなプロ店員という感じ。なのにうっかりしたのか、妻氏の眼鏡を手に取りながら「書類に名前等を記入してください」と要求してきた。視力を失って何も見えていない妻氏は困惑した。
🐶🐶🐶
休日は物語、平日はエッセイ
今年は時間の使い方を改善し続けていて、夜の読書時間が増えている。さいきんは漫画ばっかり読んでいたけれども。
漫画は休日を費やして一気に読むのが楽しい。いや漫画に限らず物語はどれもそう。対してエッセイとか学術書、新書は細切れに読んでも構わない。
「まとまった時間は物語読書枠、昼休憩や移動中はノンフィクション読書枠にしたら効率的なのでは?」と貧しいことを考えている。
4/30(火)
明日明後日は休みにして火曜日だけ働くことにした。
いつものように弁当を作って出社。今回のGWは有給が入れづらいのか、けっこう働く人が多かった。小学校もふつうにやっているそうである。
もちろんやる気はない。最低限のことをやったらすぐに退勤した。これでまた連休だ。
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人間は輪っかから生える
夜はダンス。社交ダンスの先生にみっちりワルツとタンゴを教えこまれた。
ダンスで大事なのは姿勢(ホールド)で、少し胸を反らせる必要がある。これが初心者の最難関で私と妻氏はもう何年もここで苦しんでいる。月一回だからこんなもん。
先生は「習得がゆっくりでも、ダンスは一生できるから大丈夫」と言う。腰の曲がったおじいさん(元世界チャンピオン)でも、ダンスモードになると背中がシャキッとなって俊敏に動くそうだ。
今日は「胸を張るのに腹筋の締めが重要である」というコツに気づいた。
みぞおちのあたりに金属製のリングがぴったりついていて、ぎゅうぎゅうに締められているようなイメージ。上半身も下半身もこのリングから生えていて、ダンスではリングから下がぜんぶ足になる。指輪から上下に生えた動物になるのがダンサーだ。
日常生活でも、鳩尾の輪っかを意識するときれいに歩ける。
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5/1(水)
お休み一日目。なんとか10時に起きたが寒くてすぐに布団へ戻った。
昨晩からブルアカのズーキーパーをやっている。ズーキーパー系のゲームはガラケー時代からの好物で、うっかり時間を溶かしてしまうのだった。
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準完全栄養食炊き込みご飯2
そうやって自堕落に過ごしていると昼食の調理が面倒になってしまった。でもそろそろお米とかちゃんとしたものを食べたい。どうしよう?
炊き込みご飯という解があった。家にある根菜、鶏肉を切って炊くだけ。おいしくて営養があり、連休の自堕落食にぴったりだ。
じつは2年前にも同じ結論に達している。
当時は炊き込みご飯を「発見」したことによるブームだったようだが、今回は連休の食事という問題に対する解で、ちょっとアプローチは違う。
ちなみにこの記事はいまだに検索流入がある。「準完全栄養食炊き込みご飯」というタイトルがいいのだと思う。
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野菜肉調達のついでに買った本。『京都食堂研究』が当たり。京都のうどんを研究したくなっている。
5/2(木)
ととのいはランニングでも得られる
気合いで早起きして走ってくる。
そんなに走っているわけではなく休み休み歩き歩きで走っているのだが、スタートして十分くらい経つとスッと循環が良くなる感じがした。サウナで言うところの「ととのい」みたいなやつ。明らかに血流が良くなって身体が軽くなる。
ポイントは走ったあと歩いていても良いということ。ちょっと走って歩いていたら勝手にととのった。
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イクラみたいな電燈を好む
このたび古い電燈を入れ替えた。十年もののソケットばかりで、一部壊れていたので下の製品で統一する。
挿すのは、でっかいボールの白熱球。これじゃないと光がうまく拡散してくれないのだ。LEDも試したが目が痛くなったのでやめた。
シンプルなソケットにでっかい球を挿すとなんだかかわいらしくなる。
5/3(金)
焼売大会
9時に起きてインターネットをしたあと焼売大会を開催。
『ミニマル料理』のレシピでシンプルに作る。挽肉、生姜、醤油、酒、玉ねぎを混ぜて皮で包むだけ。蒸し器はフライパンと落とし蓋を使った。簡単においしい焼売ができる。
余ったタネと皮はワンタンにした。煮込めばスープになり副菜が自動的にできる。
どちらもおいしかった。
次は皮を自作したい。市販の皮は薄くて物足りないのだ。
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牧場のジェラートがおいしい
午後は家の片づけにハマって過集中モードになった結果、古い蛍光灯(ゴミ)を割る。床に細かい破片が飛び散って大変なことになった。昼寝をしようとした妻氏も起こしてしまう。たまに私はこういう大ポカをやる。
落ちついたら外へ。コーヒー豆と茶葉を求めて行脚した。紅茶屋にはダージリンの新茶が届いていた。試飲したら目が覚めるような味がした。ダージリンは青い味がする。
紅茶のついでにジェラートを買うことになった。滋賀の牧場のジェラートに紅茶屋のチャイを配合したものらしい。
「シンカンセンスゴクカタイアイスと同じようにカチカチにしてある。溶けるとすぐに劣化するが、溶けてドロドロになったところがいちばんうまい。すぐに食べるように」とのこと。濃厚な牛乳とチャイの味がしてたいへん美味であった。